2015年のメモ
白老は交通の便もあり(千歳と登別の間の有人駅)、観光化に成功している。もともとの白老アイヌの気質がどう関係しているかは不明。
二風谷は行くのが困難すぎる。大阪から電動車椅子で自家用車なしで来たのは僕で何人目なんだろうか?と考えてしまうぐらい。で、彫刻とか、アイヌ料理とか、ちょっと深めに生業にしている。
ちなみに白老のポロトコタンは障碍者手帳で無料。
二風谷ではどこも障碍者割引はなかった。「すみません。割引きないんです」と言っていた。それだけ観光化していなくて、ぎりぎりでやっているということと理解することにした。
また二風谷では福祉住宅があり、保護的な政策が必要とされるほど、貧しさに追い込まれたアイヌの方々がおられるんだなと思った。(といっても、混血でない、純粋なアイヌの方というのは殆どいないとも聞いたが・・・)
本来、伝統的な狩猟採集生活が保証されていれば、なかったはずの、「文明」がつくった貧困があり、その上で保護政策をとるというのは、何重もの屈折ではないか。・・・・涙。