ぼちぼち関西語講座を始める。
ぼちぼちとやっていきたいと思う。
「もうかりまっか?」
「ぼちぼちでんな」
が大阪のあいさつであるといわれる。
嘘ではないが、
船場の商人のあいさつを大阪弁の代表と考えた場合の話にすぎない。
この場合のぼちぼちとは、
まあまあという意味である。
同じぼちぼちにもいろんな意味があるから、文脈によって聞き分けないといけない。
ぼちぼち関西語の講座を始める。
の、ぼちぼちは、そろそろという意味である。
その時期、時間がやって来たという意味合いである。
そのやってきた感の逼迫感は総じていって緩めであり、すぐにでも始めないと大変なことになるというニュアンスはない。
しかし、その中でも、文脈によって、いつでもいいけどまあ気が向いたころにという意味合いから、
ややせかす感じの意味合いまで幅があることはある。
お酒を飲んでいて
「ぼちぼち河岸(かし)を変えまひょか」
というのは、次の店に行きましょうかという意味である。
このぼちぼちは、今、コップに入っているビールや、おちょこに入っている酒を一気飲みしなはれというほどの切迫感はない。