全部、直感で動くとして、僕は今、本当に自分の仕事の核と思うことは、何かというと魂の螺旋ダンスの改訂増補版を紙の本で出すこと。
破産した第三書館の代わりに出したいとどこかが言うためには、採算ベースに乗る必要がある。
採算ベースに乗るには僕が有名になる必要がある。
僕が有名になる方法は文筆以外は無理だと思う。
だからという理由で、作品を書くのは本末転倒だけど、その中で書きたいものを書くなら、副産物として、それ以上のいい作品が書けないとは決まっていない。
むしろそうしたいと思っているのも本当のこと。
だから、それがちゃんと書こうという動機になるなら、それでいいと思う。