しょっちゅう通っているはずの服部緑地の野外音楽堂の入り口からステージ前へのスロープを、電動車椅子で登り降りするする際、
昨日は、いつもと同じ調子で登っているとき、突然、車椅子ごと後ろにひっくり返りそうになった。
あわてて、前屈して、前に重心をかけて、後ろにひっくり返ることは免れた。
だが、なぜそんなことが起こったのか?
僕はコンクリート地面を観察した。
すると、
問題は地下溝への出入り口に見えるところの周囲のセメントを塗り直した、色の違う部分。
ここの盛り上がり角度が、今までと違う。
ここは簡単に通れるはずだったのが、スロープの角度と、このセメントの盛り上がりの角度を足すと、車椅子の前輪はかなり持ち上がるので、
もし車椅子の背中にもたれていたら、体重との兼ね合いで、後ろにひっくり返る。
よって、ここはできるだけ声をかけて写真右側を通るか、どうしてもここに前輪がかかるときは、できるだけ前屈みになって、重心を前に持ってくる必要がある。
声をかけると反対側によけてくれる人に悪意はないのだが、このコンクリート地面の場合、人がこの溝入り口の上に立ち、写真右側を通らせてくれた方が助かる。
しかし、そこには生オリオンビールの樽も置いてあった。
いちいち説明するのも大変なので、反対側によけてくれたときは、体を前屈して重心を変えて、なんとかこの色の違うセメント傾斜をボコンと乗り越える。
工事した人は穴か何かをセメントで埋めて、これで工事は成功と思っているだろう。
しかし、ここは車椅子がたくさん通るスロープの出入り口なので、厳しく言えば、工事は失敗だ。
これはどこに言えばいいのか。
またいつものようにあっちの管轄だ、こっちの管轄だと言われ、自分であちこちに電話するか、それとも、ほっておくかだ。