2012年 facebook
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中国語を勉強しはじめたころは、漢文(中国の古典)の語順なら文の構造が見えるけど現代中国語だと見えなかった。
今日初めて、古典的な言い回しをしているやりとり(テキストの中の会話)を聞いて、なんてまわりくどい言い方をするのだろうかと感じた。
すると先生が、古典ではこんな風に言うけど今はこう言うと教えてくれたその現代中国語のほうが素直に意味が入ってきた。
よっしゃ!頭の中が漢文調から現代中国語風にシフトしはじめたぞ。
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もちろん、日本語の場合でも文を見て全部を正確に単語に分けてその品詞を言う人は、国語の先生か、ばりばりの受験生ぐらいだと思う。
だから仕方ないんだけど、中国語の先生(中国人・・・アルバイトレベル)に中国語の品詞を聞いても答えられなかったり、間違えたりする人はけっこう多い。
「言語というものの構造から考えて、どうしてもここには動詞が来るはずだ」と、むしろ言語に意識的な僕のほうが中国人の先生よりも正確に見抜く場合も多いので、先生への信頼が落ちてしまう。
しかし、確かに中国語は品詞という意識が低いか、あるいはその在り方が英語とも日本語とも全然違う在り方をしている言語だ。
品詞の特定がとてもややこしいし、文法学者もすべてを品詞という観点から説明しようとは思っていないのかもしれない。
てか、文法的考究の歴史が浅いというべきか。