僕の人生のバイブル、バガボンド

江戸時代初期の大剣豪、宮本武蔵と佐々木小次郎が主人公の漫画です。井上雄彦さんはスラムダンクの作者でもあることで有名ですね。この漫画、何が良いかと言いますと、名言がめちゃくちゃ多いんです！哲学的なものから教訓的なものまで、事あるごとに名言が出てきます。あと、画力もすごい。僕は割と読書家な方だとは思うのですが、ここまで心に残る作品には出会ったことがありません。最初こそ「好きなマンガランキング」というタイトルでいくつか紹介しようかと思ったのですが、僕の中で2位以下が大きく引き離されてしまっているのでバガボンドの紹介だけにしました。みなさんにも是非読んで欲しいので、導入として僕の好きな名言をいくつか紹介しておきますね！

「負けじゃねえ、勝ちへの途中！！」(武蔵)

・・・これは武蔵が生まれて初めての敗北を経験し、師匠に「負けを見つめ直せ」と言われたときの言葉です。この言葉を知ってから僕の人生には負けがなくなりました。

「お前の生きる道は天によって完璧に決まっていて、それが故に、完全に自由だ。」(沢庵)

・・・これは沢庵和尚が武蔵に向けて言った言葉です。この言葉の真意は読者個人に委ねられていると思います。なので、あえて僕個人の見解をここでは書きません。実際にバガボンドを読んで、みなさんの好きなように解釈してみてください。

「強き者の失態でそんなにも喜べるとは。それでチンケな自分も少し浮かばれた気になるのか？」(祗園藤次)

・・・この言葉は特に説明はいりませんね。芸能人の不倫やインフルエンサーの炎上でワーワー騒いでいる人に是非知ってほしい言葉です。

「たとえば目指す場所に誰かの足跡があったとしても、自分の足で道を探すこと。そのことにワクワクしたい」(井上雄彦)

・・・これは巻末ページに毎回書いてある井上雄彦さん自身の言葉です。創作者ならではの言葉だと思いました。

もちろん人を斬る描写もあるので苦手な人もいるかもしれませんが、そこまで生々しい表現はないので是非読んでもらいたいです！井上雄彦さんは現在、バガボンドを体調不良により長期休載中です。体調不良の原因については諸説ありますが、まさに命を削りながら描いている作品であることには間違いありません。この名作、読まなきゃ損！