スマートコントラクトとは？その可能性に迫る！

こんにちは、積分定数です。今日はイーサリアムの代名詞でもある、スマートコントラクトについて説明していきます。

1.スマートコントラクトって結局どういう仕組みなの？

スマートコントラクトとは直訳すれば"契約の自動化"です。簡単に言うと、取引をもっと簡単に実行しよう、という仕組みです。スマートコントラクトの最も身近な例は自動販売機だと言われています。それでは、自動販売機でジュースを買うときの流れと、コンビニでジュースを買うときの流れを、比較しながら見ていきましょう。

自動販売機の場合

お金を入れる

↓

欲しい飲み物を選ぶ

↓

飲み物とお釣りが出てくる

コンビニの場合

飲み物の陳列棚に向かう

↓

欲しい飲み物を選ぶ

↓

レジに持っていく

↓

お金を払う

↓

お釣りとレシートをもらう

このように、自動販売機とコンビニでは、同じ飲み物を買う場合でもそれにかかる手間が全く違います。そしてスマートコントラクトを語る上で忘れてはならないのが、「条件を満たせばその契約は必ず実行される」ということです。つまり、自動販売機にお金を入れてボタンを押したら、必ず飲み物とお釣りが出てくる、ということです。飲み物の在庫がない場合は、必ず返金されます。この仕組みのおかげで私達は自動販売機を安心して使うことができるのです。

2.その他のメリット

スマートコントラクトとは、契約がプログラムによって機械的に認証されるため、ミスを犯すリスクが極端に低くなります。ここでいうミスとは、お釣りの渡し忘れや、お会計のミスなどです。皆さんも買い物をしたときに、お釣りの過不足を経験したことがあるかと思います(気づいてない人も多そう…)。僕も昔、レジ打ちのバイトで、お会計のミスをしたことがあります…。

3.ブロックチェーンとの関係性

ブロックチェーンとは、取引履歴を誰もが閲覧可能にすることで、その取引の正当性を証明する、という仕組みです。この仕組み、実はスマートコントラクトと非常に相性が良いのです。ブロックチェーン上に契約内容を記載すれば、それは必ず実行されなければなりません。誰もが閲覧可能なので虚偽の内容はすぐに発覚します。このように、ブロックチェーンという非常に透明性の高い仕組みによって、スマートコントラクトの安全性、信頼性が保たれているのです。

4.他にもスマートコントラクトを実装した通貨はあるの？

NEO、LISKなど、スマートコントラクトを実装した通貨は他にもいくつかあります。特にNEOは量子耐性コインということもあり、個人的にかなり期待を寄せています。ただ、最近の通貨はほとんどがイーサリアムのブロックチェーン上で開発されています。ファーストペンギンとしてスマートコントラクトを実装したイーサリアムの偉大さがよくわかりますね。