Facebookの暗号通貨Libraだが、一部を除いて余り語られないのは何故だろうか?私にとっては衝撃的な事件なのだが。
GoogleがAdSenseを日本で始めたときの事だが、その頃Google Japanは存在せず、アメリカから小切手が収入として私の元に定期的に郵送されて来ていた。当時認知度の低かったAdSense故に少ない時には数千円、たしか日本円で4~5千円くらいだったと思うが、それを銀行に持って行き換金するのだが、その手数料たるや2千円弱だったような気がする。(昔の事なので正確には覚えていないが)
今では笑い話だが、ドル建ての小切手が日本法人からの銀行振り込みに代わっても決して安くない手数料が存在する事自体において、今だ金融イノベーションは起こっていない。
そこで話はFacebookに戻るが、何が凄いのか?
一説には15億弱とも言われるFacebookのユーザー間でほぼ手数料を意識せずに送金が可能になる。例えば自分のFacebookフレンズの海外ミュージシャンの新作を買う場合何らかの手数料をAmazonなりAppleなりに払い尚且つ、クレジットカード手数料もその中に含まれている。それらの障壁によって多くのアーティストが現在どれ程の不利益を被っていることか?
アーティストがファンに直接自分の作品を売ることが出来る。また、直接海外のアーティストに個人や企業が仕事を依頼できる。
イノベーションを通り越してディスラプション以外の何物でもない!
Libraに関しては悲観的意見も多いが、当然問題が多数起こるだろう。しかし、それを乗り越えなければ社会は変わらない。
mySpaceが生きていた時にこれが起きていたらと考えると、私の考えが楽観論に過ぎると言えるだろうか?