と言うと大抵の人は「何がそんなに楽しいの?」と聞き返してきます。
私は気づいた時にはもう麻雀にどっぷり浸かっていたので理由なんて分かりません。
というか自分が熱狂的に好きなものについて、理由なんて考えますか?
なにわ男子にハマっているそこの貴方、
なにわ男子の何がそんなに良いんですか?
大西流星の何がそんなに良いんですか?
例を間違えました。めちゃくちゃ丁寧に説明されそうですが、結構です。
というわけで改めて麻雀の魅力を考えてみまして
私個人としては下記2点が好きな理由なんだと思います。
①全く同じ局面に遭遇することがほぼない
②運が絡むから格上にも勝てることがある
※「運:実力」の割合論争については②に書きます
「同じ局面に遭遇しない」≒「再現性が低い」ということです。
王道ボードゲームの試行パターンはこれくらいあると言われています。
オセロ:10の60乗
将棋:10の220乗
囲碁:10の360乗以上
チェス:10の120乗
とんでもない数字ですね。。。
と言いたいところですが、麻雀に比べたら大したことない気もします。
他ボードゲームと比較し麻雀の再現性が低いのには大きく2点の理由があります。
⑴4人でやる & 人によって展開が異なる
⑵配牌の時点で差がついている
※配牌=配牌(はいぱい)とは、麻雀において、局の開始時に各プレイヤーが牌を取得する行為、および、それによって取得された牌(手牌)のことをいう。
当たり前のことですが、2人でやるより4人でやる方が試行パターンが多いです。
そして一緒に遊ぶ人のプレイングによって場況やツモも変わるので試行パターンはもっと増えます。
麻雀はスタートの時点でかなり差がついているゲームです。
もし神懸かり的な豪運の持ち主であれば、開始5秒で勝つこともできます。
とまあこの話を続けてしまうと②の内容になってしまうので本題に参りましょう。
囲碁も将棋も、基本的に格上の人には勝てません。
僕が藤井聡太と100回将棋を指したら100回負けるでしょう。
もちろんそれが好きな人もいるので、
実力主義で勉強熱心な人はこっちの方が向いてると思います。
一方で藤井聡太と100回じゃんけんをしたら、、、どうなるか分かりません。
ただ試行回数を増やせば勝率50%に収束することは間違いないでしょう。
(ゴンが動体視力でじゃんけんの勝率を高めてる話はなしでお願いします)
つまり将棋は実力が100%、じゃんけんは運が100%の種目になるわけです。
ではここで本題に入りますが、
麻雀における運と実力は何対何になるのでしょうか?
麻雀界隈でよく盛り上がる議題のひとつですが、
定説では「実力70%:運30%」と言われています。
(桃鉄シリーズは麻雀を参考に運と実力のゲームバランスを構築しています)
しかし実力者の中でも運が95%という人もいれば
運も実力も50%ずつではないか、という人もいます。
それらを全て踏まえた上で私が到達した結論によると
もちろんルール覚えたての初心者と麻雀プロが対局を行えば
実力の比重が高まり運の比重が下がることは間違いないです。
私が出した「1:9」の法則が適用されるのは
ある程度のレベルまで到達した打ち手同士で勝負をする際の基準です。
それではここから上記の結論に至った経緯を説明します。
仮に麻雀が運に依存しないゲームと仮定した時、
完全に実力が同じ4人が4回対局をすれば
みんな順番に1着から4着を1回ずつ取るはずです。
これは試行回数を増やしても同じなので
仮に10000回対局したとすると全員が同じ成績になりそうです。
1着:2500回(25%)
2着:2500回(25%)
3着:2500回(25%)
4着:2500回(25%)
トップ率25%、ラス率25%、平均着順2.50
※ラス=4着
ではネット麻雀天鳳で2度の天鳳位になった朝倉さんの成績を見てみましょう。
1着:28.8%
2着:26.0%
3着:24.4%
4着:20.6%
トップ率28.8%、ラス率20.6%、平均着順2.36
はい、こんなもんです。
麻雀をやっている人が見たら恐ろしく強い成績ですが
麻雀を知らない人が見たら誤差レベルに感じるかもしれません。
トップ率30%、ラス率20%が成績として残っているのであれば
それはもうほぼ最強の打ち手と言っても良いでしょう。
(麻雀プロでもこの成績を残せる人は稀有だと思います)
はい、察しの良い方はお気づきかと思いますが
どんなに強くてもトップ率は5%しか上がらないし
どんなに強くてもラス率は5%しか下げられないんです。
だから私は麻雀における実力の比重を10%とし
久しぶりに長い文章を書いて疲れたので今日はこの辺で失礼します。