ラノベゲームを作りたいとき、ラノゲツクールをインストールしなくてもいい時代。それは今だったのです。
今回紹介するのはKochoというラノベゲーム作成アプリです。Playストアからインストールすることができ、誰でも簡単にラノベゲームを作ることができます。これから紹介していくものの、実際にインストールしてみることをお勧めします。
Kochoをインストールすると、左のような画面が出てきます。これは、Kocho内にインストールされてあるアプリケーションで、今回作るゲームは形式上「アプリケーション」ということになります。
作ったアプリケーションは指定されたファイル形式でアップロードすることができ、手軽に手間なくラノベゲームを作ることができます。
なんといっても、スマホやタブレットでゲームを作れてしまうことが魅力です。しかしその一方、作成時に必要な素材は自分で調達しなければならないということもあります。
アプリを作成すると、上記のような画面が出てきて、タップすることで詳細な設計画面に入ることができます。この「Untitled #1」という文字は編集することで編子できます。また、「No icon」となっている部分も、自分で好きな画像を入れることができます。まさに、スマホだけで完結するツールです。
シナリオには、「チャプター」と「シーン」の二つがあります。チャプターは小説でいえば大見出し的なもの、そしてシーンは、チャプターの中に入る小見出し的なものです。なので、Chapter #1をタップして、Scene #1を追加するといった具合でストーリーを構築していきます。
シーン作成画面では、具体的なゲーム内容の編集を行うことができます。そこでは、上記の画面のように「ボイスの追加」や「キャラクターの変更」、「背景設定」などを行うことができます。ここで、画面には映っていませんが、選択肢の追加やシーンの変更などがあり、プレイヤーが選んだストーリーラインにシーンを変えられる機能もあります。本格的なラノベゲームが作れてしまうということです。
しかし、ここまで自由だと逆にいろいろと準備しなければならないものが増えてくるという問題があります。
例えば、BGMに背景、キャラクター、シーンなどいろいろと素材として準備しなければならないものが多く、手間がかかることは完全には省けません。しかし、これまでパソコンで作っていた身からすると、タップ操作ですべて完結するのはとんでもない時短の破壊力があります。将来的には、UnsplashやPexelsのような無料画像サイトやGiffyなどのGif提供ツールと連携して、素材の供給網が整ってくるかもしれません。
となれば、今よりも簡単にストーリーゲームが作れるようになり、誰でもゲームディベロッパーになれる時代が来ると思ったりします。