こんにちは、ゆっちぇです。以前AERGOについて軽く書きましたが、その完全版です。この記事はAERGOのrewardropにて、入賞することができました!
AERGOは、現在のBlockchainが直面している問題を打破し、ビジネス側の多様なニーズに合わせて柔軟に利用できるシステムの構築を目指しています。
既存のブロックチェーンの問題点は、スループット性能とシステム拡張機能等です。多くのプロジェクトがあるにもかかわらず、企業とのIT統合が困難、使いやすいソフトウエアの欠如が存在します。AERGOは、企業、開発側が独自のブロックチェーンアプリケーションをクラウド内で簡単に構築、展開することを可能にします。
①プライベートのみのブロックチェーン
②パブリックのみのブロックチェーン
③プライベートとパブリックを組み合わせたブロックチェーン
いずれのパターンでも使用できるように設計されています。イメージ的には橋渡しの役割を担っているということですね!
ここまでが大体プロジェクト側が知っておいて欲しい概要だと思います。
さて、ここからはAERGOの具体的な中身についてです。AERGOの核なる技術は、BlockoのCOINSTACK(韓国などで展開しているIT統合サービス)のプラットフォームがベースとなっています。Blockoは、FinTechLab APACからできた韓国のプロバイダです。COINSTACKプラットフォームがベースとなるブロックチェーンシステムには既に2500万人ものユーザーがいるのも強みです。
そしてAERGOは、3つの主な機能を持ち、その3つの機能がAERGO platformを形成しています。その3つの機能は以下です。
ショッピングモールを想像してみるとわかりやすいかもしれません。
AERGO CHAIN...(メーカー、生産者)
AERGO HUB...(店舗)
AERGO MARKETPLACE...(ショッピングモール)
AERGO Horde(後ででてきます。)... (店員、管理人)
AERGO MARKETPLACE(AERGOのショッピングモール)には、さまざまなAERGO CHAIN上で作られたアプリケーション等(商品)があり、AERGO HUB(お店とその入り口)からアクセス可能で、AERGO Horde(店員、管理人)が管理しているといった感じです。
現時点での問題点を軽減するために作られたパブリックブロックチェーンプロトコルです。
•AERGO Chainは、エネルギー効率の良いDPoSとともに、自律委任アルゴリズムを導入します。
•スマートコントラクトはSQLがベースとなる独自のAERGOSQLという言語がベースとなり、100万TPSを目指します。また、EVM(Ethereum仮想マシン)を含めた複数のVMも処理することが可能です。もちろん、スマコンの実行にはAERGO tokenが使われます。
•AERGO Chainのパフォーマンスはトランザクションとブロックレベルの並列処理により向上させています。システムを最大限にするため、この並列処理をブロック処理の過程のさまざまな段階に導入していくとのことです。また、トランザクションとブロックの間では、引き続き実行するための分析が行われます。
AERGO HUBは、安全なdAppをAERGO Chainと連携させ、接続することを目指しています。作成されたdAppsは、以下の2つの分散ディレクトリ(DDまたはRepositoryと呼びましょう)のうちの1つに格納されます。
●AERGO Public Repository
dAppのための共有、公開、分散されたインフラで、公開されているプロジェクトを管理するGIT(プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システム)のpublic repositories似ているそうです。
他人と共有され、利用されることから主に個人向けですね。
●AERGO Private Repository
dAppのための制御された安全でプライベート的なインフラで、エンタープライズITシステムに必要なアクセス制御、アプリケーションセキュリティとパフォーマンス、データコンプライアンス、サービス品質(「QoS」)を達成することを目的としています。
主に企業向けだと思います。
どちらのタイプの保存場所も、テストされた実装フレームワークとCOINSTACKのAPI互換性を受け継いでいます。
これらのdApp(ブロックチェーンに最適化されたサービス)は、AERGO Chainで使用するために調整、展開、管理する必要があります。
AERGO Hubは、さまざまなITリソースを提供することから、現在のAmazon AWS(アマゾンウェブサービス)と非常によく似ていますね。
●AERGO Marketplaceのソフトウェア、コンピューティングおよびその他のサービスは、AERGO Platformをサポートするエコシステムの一部として、AERGO Chain上で動作するか、またはAERGO Platformと連携します。
●中にあるパートナーサービスには、AERGO Hubパブリックインターフェース経由でアクセス可能。
●これらのサービス(主にdApps)は、AERGO Horde(AERGO HUBに参入したいインフラの提供者向けの管理システム)を介して管理されます。そして、AERGO HordeにはAERGO OSという管理性、効率性のためのAERGO 独自のシステムが内蔵されています。
具体的にどんなコンテンツ(品揃え)があるのか
将来的に利用可能になるサービスの例です。
・コンピューティングパワー(CPU)
・ストレージ(スケーラブル – 超高速)、ソリッドステートメモリ
・コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
・機械学習アルゴリズム
・デジタルコンテンツ(新しいアルゴリズムと新しいソフトウェアマイクロサービス)
・専門データベース
・スマートコントラクトとスマートオラクル(ブロックチェーン外部からスマコンを実行するための情報を持ってくるシステム)
・ブロック統合によるIT統合の青写真
・デジタルアイデンティティの青写真
・ドキュメントタイムスタンプ(DTSの青写真)
等々です。AERGO Marketplaceは、オープンで持続可能なエコシステムを目指しています。新しい技術や機能がたくさんありふれているマーケットです!
AERGO tokenは、AERGOプラットフォーム上で動作する提案されたユーティリティトークンです。それは、さまざまな機能を提供することを目指しています。 AERGO tokenは、AERGOエコシステム内での交換の媒体となることを目的としています。
●スマートコントラクト(AERGOSQL)を実行する。
●DPOSコンセンサスアルゴリズム
●Coinstack 4.0に対するBlockoの技術サポートの支払い。
●AERGO Hubサービスの支払い。
●AERGO Marketplace上のサービスと資産の支払い。
●AERGOドメインの支払い。
AERGOトークンは、そのプラットフォーム内で譲渡することを意図しています。
AERGO Main-netは2019年の早い段階で稼働する予定です。(現在の目標リリース日は2019年1月1日)
AERGOhomepage<sub></sub><sup></sup><strike></strike>
<font color="#000032">ゆっちぇMedium</font><font color="#000032">
</font>
<sub></sub><sup></sup><strike></strike><font color="#000120"></font>