本日ご紹介するのは、「男性の育休」について。
少し過激なタイトル失礼しましたが、かくいう私は、実際、地方で働く公務員ですが、育休を半年間取得した経験があります。でも、取得するには、少々悩みました。
数は増えてきたもののまだまだ、経験者が少ない「男性の育休」についてご紹介することで、皆さんの参考にして頂けたらな思います。この記事を読んでわかることは次の2つです。
この記事を読んでくださっている皆さんは旦那様でしょうか?それとも奥様でしょうか?読んでくだっさているということは、「育休取りたいなー。でもなー。」と悩んでいることだと思います。
とーってもわかります。その気持ち。これから私の実体験をお話することで、皆さんの育休取得の一助になれたらうれしいなと思います。
さて、私は2児の父親ですが、2人目の娘が生まれた際に半年間の育休を取得しています。地方の田舎ということもあり、男性で育休取得者は、数日間でさえ、前例がなく、私が初めて。
当時、妻が数か月後に出産を控えていた私は、皆さんと同じく、「育休取りたいけど、どうしようかなー。」と悩んでいました。
その悩みの種は大きく分けると2つ。「お金大丈夫?という問題」と「職場になんて伝えようか。」ということです。
まず、初めに出てくる心配事項「奥さんが休んでて、自分も休んで生活できるの?」ということではないでしょうか?
結論。絶対に大丈夫です!育休取る前と育休中とでは、ほとんど家庭でほぼ同水準の生活が送れるはずです!
私の場合は、普通に生活できました。子どもが生まれて半年たって、少しお出かけできるようになったら、ちょっとした小旅行にも行けました。お金の心配は大丈夫です!
2つ目の悩み。これが最大の悩みだと思います。それは「会社からどう思われるだろう?」ということ。
たいていの人が断念するのはこれが原因ではないでしょうか?
「休んでいるのに、給料もらってズルい。」って思われないだろうか?
実際、そんな心配はありません。休んでいるのに給料もらっていてズルいと思う人は、単なる知識不足です。無視しましょう!支給されているのは国からの手当のみ。役所からの給料は発生しておりません。
これは、公務員に限った話ではありません。もちろん、一般企業でも同じこと。「会社に育休制度がないから。」と勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、使用者側は労働者からの申し出があった場合、拒否することはできません。
また、会社側の担当者さんも、あまり知識がない場合も少なくありません。
育休は日本の会社員であれば、誰でも取得できるのです。なんのためらいを持つ必要はありません。
想像してみてください。「たった3割負担で病院で治療を受けてズルい。」と思う人はいますか?仕組みとしてはこれと同じです。
育休明けに自分の居場所がないんじゃないか?
その心配もありません。まず、この記事を読んでいるあなたは、男性も育児に参加すべきという考えを持ち、自分で男性の育休について調べているという時点で意識高い、優秀な人材です。
帰ってきたら、きちんとあなたの居場所は用意されています。そして、みんなが取れない行動を起こせていると評価されているはずです。
そうはいっても、どう思われるかな?というのが、ぬぐい切れない悩みの原因なのではないでしょうか?
そんなあなたに私の好きな言葉をご紹介します。
Focus on what you can control.(自分がコントロールできることにのみ集中せよ。)
ついちょっと前にブームになったアドラー心理学でも紹介されている「課題の分離」と似ていますね。
自分がコントロールできるのは、自分の感情や行動。自分をどう思うか、それは相手の課題であって自分のコントロールできる範疇ではありません。相手がどう思うかを悩んでも仕方がないですし、変えられません!
この考え方ができるようになると、あらゆるところで生きやすくなります。何より、自分に正直になれて、人生が前向きになります。
ちょっと興味がわいた方はぜひ、読んでみてくださいね。
私が、育休を取るか取らないかで悩んでいるあなたに一番伝えたいことは「あなたにとって、一番大切なことは何ですか?」と真剣に考えられるかということ。
これが、本日のタイトル「育休を取れる男、取れない男」の分かれ道だと思います。
気にする必要はないとわかっていても、もしかしたら、育休を取ることで疎まれることがあるかもしれません。中には嫌味を言う人もいるかもしれません。
そんな時、そんな知識が足りない時代錯誤な人からの評価を選ぶのか?それとも大事な奥様や新しく生まれてくる我が子と過ごす時間を大事にするのか?あなたにとって、どちらが大切でしょう?
答えは、おのずとわかるはずです。
この記事が大事な家族のために、勇気を出すきっかけになればうれしいです。 そしてあなたの勇気は、あなたの周りの人々に勇気を与えるはずです。あなたが勇気を出して育休取得することで、身近な誰かが気兼ねなく育休が取れるようになったら素敵ですね。
そして、数年後、この記事を目にした人が「男性って育休取りづらいって時代があったんだってよ。おかしいね。」っていうような素敵な未来が来ると嬉しいなと思います。
本日は、最後までお付き合いいただきありがとうございました。「育休とったよ」であったり、「ここが育休取るのに悩みのポイントだな」とかがありましたらコメントいただけると嬉しいです。