< 公務員じゃなくてもきっと理解できる >
ブロックチェーンの仕組みって皆さんどれくらい理解しているのでしょうか。
前のブロックを継承しているとか、改ざんするには最初までさかのぼらなきゃいけないとか、ハードフォークすると分岐するとか・・・。
こういったことを住民票の仕組みに例えて説明できるんじゃないかと思ったので記事にしてみます。
きっと公務員以外にも・・・伝わるはず。
以下、みかみさん=Mikami Coinのようなつもりで読むとよりわかりやすいかもしれません。
< 出生届=ジェネシスブロック >
みかみさんが生まれたとき、親は出生届を提出してくれていますよね。
このとき初めてみかみさんの住民票が作られます。
この最初の住民票が、みかみさんにとってのジェネシスブロックに当たります。
< 転出・転入届=過去ブロックの継承と新規ブロックの生成 >
1歳の時、東京都千代田区から引っ越すことになったため、転出届を取りに行きました。
それを持って、引っ越し先の埼玉県さいたま市へ転入届を出しました。
2歳の時、埼玉県さいたま市から引っ越すことになったため、転出届を取りに行きました。
それを持って、引っ越し先の神奈川県横浜市へ転入届を出しました。
3歳の時、神奈川県横浜市から引っ越すことになったため、転出届を取りに行きました。
それを持って、引っ越し先の千葉県千葉市へ転入届を出しました。
転入届には転出届を添付しなくてはならないので、引っ越した先の役所には必ず前の住所地の情報が引き継がれます。
ブロックチェーンも、1つのブロックを生成するときには必ず過去の情報を持って新規ブロックが生成されます。
もし過去のデータを改ざんして、2歳の時のみかみさんを北海道札幌市に住んでいたことにしようとすると・・・。
(1)1歳の時に住んでいた埼玉県さいたま市の転出情報
(2)神奈川県横浜市の転入・戸籍・住所・転出情報
(3)3歳の時に住んでいた千葉県千葉市の転入情報
(4)北海道札幌市の転入・戸籍・住所・転出情報
少なくともこの4つの役所に不正アクセスを行い、各役所の誰にも気付かれないうちに修正しなければなりません。
ブロックチェーンも同様で、過去の大口資金の送金先を自分のアドレス宛てに改ざんしようとすると、同じように沢山のブロックを改ざんしなければならないんです。
< 子供の自立=ハードフォーク >
みかみさんの子供が大きくなって一人暮らしを始めると、みかみさんの世帯から子供が抜けて別世帯になりますよね。
でも別世帯になったからと言っても、戸籍上は親がみかみさんであることがわかりますし、別世帯になった最初の住民票の前住所は、親であるみかみさんと同居していたので同じ住所が記載されることになります。
ブロックチェーンにおいてのハードフォークとはこういうイメージなので、もし何かの理由で分岐しても、分岐した子供の過去をたどっていけば親であるみかみさんにたどり着いてしまうのです。
< 実は役所ってすごいのかもしれない >
ブロックチェーンの考え方って役所には昔からあったということですねー。
ふと思い立って書いてみたらこんなにうまくハマるとは思いませんでした・・・
(自画自賛)
ナカモトサトシって実はIT好きの単なる公務員で、兼業兼職とかの手続きが面倒だから匿名で論文を出した・・・なんて話だったら公務員も捨てたもんじゃないと思うんですけどねー。
ナカモトサトシの謎は未だ解明されていませんが、この記事で少しでもブロックチェーンが理解されるといいなぁと思います。
<わたしの記事紹介>
私のブログにも同じ記事がありますが、参考までに、ALISでの記事は以下のとおりです。興味があればぜひ。
→【仮想通貨と一緒にやりたい投資】堅実公務員がセゾン投信を勧める理由
→【節税効果30%以上】仮想通貨で儲かったらふるさと納税がオススメ
→【仮想通貨×地域活性化】自治体が取るべき仮想通貨の利用促進方法