約半年ぶりにALISを開きました.
たまにですが,無性に自分が思ったことを世の中に発信したくなる時があります.
たいていのことはTwitterの140文字で済むのですが,この件に関してはどうも収まりそうに無いのでこの場を借りて自分の意見を吐き出したいと思います.
こういう時こそALISの出番ですね!
画像引用:CNN https://www.cnn.co.jp/photo/l/996966.html
中国がロケットの打ち上げに成功!
先週くらいですか,英語のリスニング練習を兼ねて視聴しているCNN10で,中国がロケットの打ち上げに成功した,という事を知りました.
これを見たときはただ単に,
と思っただけでした.
強いて言えば,ロケットの打ち上げ=U.S.A.(とかロシア)
のイメージが強かったので,中国がロケット打ち上げたんだ~という点に,当時は少しだけ違和感を感じていた気がします.
その3日後くらいのニュースで...
CNNのニュースから間もなく,今度は家のテレビで朝の報道番組を流していたら聞き捨てならないニュースが流れ込んできました.
...と.これを見た時僕は,
やっぱ,Made in Chinaってことなのか~~
と感じてしまったことが正直なところです(中国関係者の方々,ごめんなさい).
未だに自分の中で「中国製=大丈夫??」
という,中国製品に対する信頼性に偏見が残ってしまっていたため,この時はこのニュースの見出しだけで,勝手に納得してしまいました.
もちろん,後日このこともCNNで取り上げられていました.
ちゃんと調べてみるか
テレビやCNNを見た後にこの件の詳細が気になり,ここで初めて自発的に調べてみました.
すると,分かりやすい見出しにひかれこんな記事を見つけました.
この記事を読んで,僕は思う事があまりに多かったので今こうして半年ぶりの投稿を書いています.
(※この記事しか読んでいないため,これ以降の記述に関してはこの記事の信頼性に依存してしまいます←でも,筆者の方のバックグラウンドが強すぎて僕は信頼しきっています笑)
ちゃっかりミッションは達成していただと?
テレビで制御不能になった,というニュースを見たときは,
打ち上げたはいいけど制御できなくなってそのまま落ちてくるのか
という解釈をしていました.
しかし,この記事を読んでこれは全くのミスリーディングであったことにようやく気づきました.
このロケットは
”中国製宇宙ステーションの中核となるパーツを宇宙空間へ運ぶ”
という重大なミッションを達成し,地球に帰還(大気圏再突入)してくる際に制御不能になったという事です.
僕は”制御不能”という字面を見ただけで今回の作戦が全て未遂になったと勘違いし,中国製品に対する偏見を発動させてしまったのです.
しかし,実際にはきっちりミッションは達成しており,更に中国の宇宙開発に対する野望とそれを実現する技術力があることに,中国のこれからの勢いが少し脅威に感じました.
ミッション達成後,なぜコントロールが効かなくなってしまったのでしょうか??
この真相こそが,僕が大きな衝撃を受けた事であり,より多くの人に知ってもらいたい事でもあります...
そもそも制御するつもりが無かった!?
添付させていただいた記事を読み進めると,ぞっとするような見解が出てきます.
それは,大気圏再突入時のロケットが
という見解です.
...これがもし本当であれば,無視できない問題なのではないかと思います.
宇宙空間が多数の衛星や”宇宙ゴミ(スペースデブリ)”で混みあっている現状から,
”宇宙空間で役目を終えたロケットは地球上の人がいないところに狙って落とさなければならない”
という,まあ言われてみれば至って普通のルールがあるそうです.
しかし,このルールが法的なものでは無いことを良いことに,中国は守っていない,とこの記事では指摘しています.
確かに,素人目線では宇宙にあるものを地球上の狙った所に落とすなんて,相当の離れ業なんだろうな~と思います.
その分の労力を次なる宇宙開発作戦に注げば,他国と比べて少なからずリードはできるでしょう.
しかし,自分たちのやりたいことだけやって,後は知らんぷり,というのはあまりにも身勝手であるし,何よりも怖いです.
大気圏再突入時に大半は燃え尽きるだの,地球は70%が海だから落ちたとしても大丈夫だの,都合の良い主張をしているそうですが,
万が一の事態が起きてしまってからでは遅いです.
今すぐにでも上述したルールを法的な拘束力を持つものに変更すべきでは,と思いますが,簡単にできるならとっくにやっているでしょうし,そうはいかない理由があるのでしょうか.
ここではこれ以上追求しませんが,まだまだ調べる余地はありそうですね.
技術力が無いのではなく,ルールを守る力が無かった
なんとなく気になって調べてみただけでしたが,
調べる前後でこのニュースに対する捉え方が大きく変わりました.
ロケットが制御不能になった本当の理由は,
技術力に問題があったのではなく,ルールを遵守する力に問題があった.
と自分の中で結論がでました.
力はあるがルールを守らない,これは一番厄介だなあと個人的に思いました.
その力があまりに大きくなった時,たとえ強制的なルールで縛ろうとしても縛り切れなくなってしまうのではないでしょうか.
宇宙開発で世界の覇権を狙う中国,この動きは決して他人事ではない気がします.
結論:調べることが大事
ここまで,久々に書いた投稿が中国批判のようなものになってしまいましたが,
今回の経験からもう一つ大きな学びがありました.それは...
という至って当たり前なことです.
これまで僕は,大半のニュースは見出しだけを見て,あとは自分の固定観念や偏見に基づいて結論付けてしまっていました.
これらを一旦排除し客観的になって調査することで,
自分の間違いに気づき,新たな発見の末,本当の結論にたどり着けると思います.
そして,インプットしたものをアウトプットしてこそ価値がある,と僕は思っているので,
また気が向いたときにでもALISを通じて発信していければ良いなあ,と思います!