どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
ロシアW杯が面白い! 準々決勝が半分終わりましたが、まさかここでブラジルが負けるとは思いませんでした。朝から大興奮で、今とても眠たいです。
今大会、日本と同じくベスト16で惜しくも敗退した国に、スイスがあります(スウェーデンに1−0で敗戦)。スイスにあまりサッカーのイメージはないかもしれませんが、W杯前の親善試合で、日本がスイスに2−0で完敗したことを思い返せば、同国のサッカーレベルの高さは伝わるかと思います。
さて、スイスといえば、一般的には「金融の中心地」として知られています。富裕層がスイスのプライベートバンクに資金を預けている、といった報道を耳にしたことがある人もいると思います。ちなみに、スイスはここです(赤丸)。
地図の通り、スイスは欧州のほぼ真ん中、ドイツやフランス、イタリアなどに囲まれた内陸部に位置しています。同国は資源に乏しく、農業に適さない土地が多いといわれていますが、銀行と金融を基幹産業として栄えており、国内には多くの国際機関の本部が置かれています。
そんなスイス銀行界にかつて身を置き、財をなした人物が著した本があります。『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』です。投資本の中で名著として知られる1冊のため、すでに読まれた方も少なくないかもしれません。
この本によれば、スイス人は、より多くのお金を得るためにリスクをとって賭けをする。ただし、彼らには合理的にリスクをとるための「投機のルール」があります。それが、“チューリッヒの公理”と呼ばれる法則です。
チューリッヒの公理は、 次のような 12 の公理から成ります。
①リスク/②強欲/③希望/④予測/ ⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/
⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
今回はこの中から、「①リスク」についてご説明します。
第1の公理:リスクについて
心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。
有能なスイスの投機家はいいます。人生のゴールが心配から逃れることなら、貧困から抜け出せない。人生は座していてはいけない、冒険すべきだ、と。
冒険は、人生を生きる価値のあるものにする。そして冒険したいなら、自分をリスクにさらすことです。
この第1の公理には、次の 2 つの副公理があります。
①いつも意味のある勝負に出ること
昔から、「失っても大丈夫な金額だけ賭けること」と決まっていわれています。では、失うことができる金額とはいくらぐらいでしょう?
ほとんどの人にとって、数百円~数万円程度だと思います。しかし、それが倍になったとしても、依然として貧しいことには変わりません。投機するなら、傷つくことを厭わない気持ちでスタートする。そして少しでもいいから、“心配になるような金額”を賭けることが重要だといいます。
②分散投資の誘惑に負けないこと
資産形成する際に、「分散されたポートフォリオを持つこと」を勧める人や書籍は少なくありません。ですが、分散投資には重大な欠陥があります。
まず、上記の副公理①に反します。分散投資をすればするほど、銘柄に対する投資額は小さくなるからです。また、分散投資は利益と損失が互いに相殺し合う状況を作るため、結局はスタート時点の状態と大きな違いが生まれなくなります。
以上が、①リスクの主な要点になります。
ただ、仮想通貨というまだ市場が未整備な中で、リスクを背負うことはかなりの覚悟が必要だと思います。実践する前に、どこまで冒険できるのか、ご自身で納得いくまで考えを巡らせるべきだと思います。
残る11の公理(②強欲〜⑫計画)は、次回以降の記事でご紹介していきます。ではまたー(●´ϖ`●)
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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