どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
今日の記事ではまず、次の言葉を紹介します。
皆が踊っている間は、パーティはやめられない。たとえそれが、非合理的なものであったとしても。
—— 『人生に失敗する18の錯覚』
この言葉は、米議会の公聴会において、リーマン・ブラザーズのCEOリチャード・ファルドが発したものです。
改めて説明する必要はないかと思いますが、リーマン・ブラザーズといえば、サブプライムローン(優良客〈プライム層〉よりも下位の層向けのローン商品)の不良債権化などによって多大な損失を抱えて2008年に経営破綻し、世界規模の金融危機を引き起こした米大手投資銀行です。
大手だけあって、同社には優秀な人材が数多く集まっていました。彼らはプロの投資家であり、ファイナンスや金融工学に詳しい人も多かったと聞きます。
なのになぜ、サブプライムローン問題は起きたのか?
その要因を示唆しているのが、上記の言葉です。
将来の破綻がわかっている仕組みの中でパーティを続ける、「今、儲かれば何だってよい」という近視眼的思考や、「皆でやれば怖くない」といった群衆追随行動。これらが問題の要因になっていたと考えられます。
群集心理に流されている時は心地よいものです。皆が同じ行動を取っていれば、自分の選択が誤りだと指摘されることも、まずないからです。
ですが、本当の危険は、そういう楽観の中に潜んでいます。
ここで、今の仮想通貨相場に目を向けてみましょう。
相場はまだもやもやとした状態が続いていますが、ここ数日では、リップル(XRP)とモナコイン(MONA)の急上昇が注目を集めました。
その勢いに乗せられて、今、「儲けたい」欲に支配されてはいないでしょうか?
もちろん、機に乗じることは悪いことではありません。かくいう私も、少しだけリップル購入しました笑
ただ、その時に「自分は踊らされているぞ」「この相場は長く続かないぞ」という自覚があるかないかで、急落した時の心理状態は全く違ったものになるかと思います。
過去の教訓が、あなたの投資の一助になれば幸いです🤓
ではまたー。
《投資の教訓》