どうもこんにちは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
ALISはもちろん、FacebookやInstagramなど、多くの SNSやウェブサイトに搭載されている「いいね」ボタン。
「いいね」が多い記事や写真は読みたくなるし、自分が投稿した場合には、いくつの「いいね」がついたか、気になってしまう人は多いと思います。
ただ、そんなSNSの利用には注意を払う必要もあります。というのも、ここ数年、「SNS鬱(うつ)」に陥る人が急増しているといわれているからです。
SNSでうつになる一番の理由は、強い依存性があるからだ。
SNSで発信し、「いいね」をもらうと、脳内にドーパミンが放出されていい気分になる。少し時間が経つと、「いいね」の数はどうなったかな、と不安になり、ノルアドレナリンが分泌され、不安を解消するため、再びSNSをチェックしてドーパミンで幸福感を得る。
これを繰り返すうちに、脳が麻痺して、「いいね」が少しついたくらいでは満足できなくなる。そこで、フォロワー数を増やすために、さらにSNSに接する時間が増えていく。
こうした依存の流れは、タバコやアルコール、ギャンブルの依存となんら変わらない。スマホやパソコンが近くになければ不安になり、最終的には睡眠や食欲に異常をきたし、うつになるのだ。
--『本当に怖いキラーストレス』
「ドーパミン」とは、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、運動調節、ホルモン調節、快の感情、学習などに大きく関わるものです。スポーツや勉強で良いパフォーマンスを発揮している時には、ドーパミンが大量に放出されているといわれています。なので、名前は聞いたことがある人は少なくないかと思います。
また、「ノルアドレナリン」は、交感神経細胞などから放出される物質で、血圧の上昇、不安やイライラを引き起こします。
ざっくりと流れを示すと、以下のようになります。
「いいね」をもらって嬉しくなる → 投稿後、「いいね」がついたか気になって、SNSをチェックする → 「いいね」がもっと欲しくなる → SNSに触れる時間が長くなる → スマホやパソコンが手放せない、SNS依存になる → 感情表現や生活リズムがおかしくなる → 鬱になる
SNSというと、ユーザーの多くは若者だというイメージを持ってしまいがちですが、最近は中高年や高齢者の中にも、SNSうつやスマホ依存になる人が多いそうです。もし、「待ち時間や仕事の休憩中など、スキマ時間があれば必ずSNSを見てしまう」という方は、使い方を見直してみた方がいいかもしれません。
例えば、寝る前はSNSを見ない、仕事中や週末はスマホの電源をオフにする、といった対策が考えられます。
とはいう私も、SNSは頻繁に使う方です。
なので、iPhoneのSNSアプリは1つのフォルダにまとめて、なるべく目立たない場所に置いています。ワンタッチでアプリを起動しないようにするためです。
魅力いっぱいなSNSですが、自分なりのうまい付き合い方が見いだせれば、今より一層心軽く、楽しい SNS生活が送れるかと思います。
ではまたー。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。