どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
みなさんは、「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがありますか?
今現在において起こっている経験に注意を向ける状態のことで、「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」などの効果が認められています。
そしてこれは、瞑想を通じて発達させることができるといわれており、近年、国内外のビジネスパーソンの中で注目を集めています。
今日の記事では、世界中から年間5000人が訪れる禅寺・春光院の僧侶、川上全龍氏が著した『世界中のトップエリートが集う禅の教室』から、リラックスする方法をご紹介します。
座禅に関する言葉に、「調身・調息・調心」というものがある。
「調身(姿勢を調える)」→「調息(息を調える)」→「調心(心を落ち着かせる)」と進み、心が調(ととの)うと、パフォーマンスを最大限発揮できる状態になる。
—— 『世界中のトップエリートが集う禅の教室』
それぞれについて、もう少し詳しく説明していきますヽ(*・ω・)ノ
「調身」とは、身体を調える作法のことです。
姿勢が悪いと、人は猫背で前屈みになります。すると肺が圧迫され、呼吸が浅くなります。そして呼吸が浅くなると、ストレスを感じやすくなります。
逆の場合も同様で、人間はストレスを感じる時、自然と呼吸が浅くなります。
著者によれば、人間の身体は面白くできていて、感情が身体をある状態に持っていくだけでなく、身体の方を動かしても、それに対応した感情が生じるそうです。だからこそ、まず姿勢を調えることに意味があるということです。
次に「調息」。これは、息の調え方のことです。
背筋を伸ばして姿勢を正すと、ゆっくりとした呼吸ができるようになります。すると、気持ちが落ち着いてきます。
からだがリラックスすると、「調心」、つまり心を落ち着かせる段階に移行することができます。
心身にとってリラックスはとても重要です。人間は、緊張している時やストレスを感じている時には誘惑に負けやすくなります。そして、感情のコントロールがうまくいかなくなることがわかっています。
一方、リラックスすると、感情のコントロールができる自制心を持った自分が出てくるので、物事に打ち込むことができるようになります。
こうして「調身→調息→調心」と進み、心が調うと、パフォーマンスを最大限発揮できる状態になるということです。
最近はスマホの使いすぎのせいか、姿勢が悪くなっている方が多いように見受けられます。ストレスを感じ始めた時、気持ちを切り替えたい時には、「調身」「調息」「調心」のことを思い出して、まずは姿勢を調える意識を持ってみてはいかがでしょうか。
ではまたー。