衰退の未来しか見えない地方経済に差した一筋の希望。NEMのNew Economy Movementって響きには本当にわくわくしました。食資源確保できる地方で、グローバル経済と分離した半自給自足的経済圏が可能になるのでは?普通の幸せを望むほとんどの人にとっては、一部のグローバルエリートに富が集約されるグローバル経済と切り離された経済圏はこれから必要不可欠では?
けど、法定通貨と連動してしまった仮想通貨はグローバルマーケットに巻き込まれNEMも投機の対象となってしまった。それで思ったのは、仮想通貨で独自の経済圏を作りたいなら法定通貨と連動していたらだめなのではないかということ。
と、前から思っていたことがこの記事に書いてあって相槌を打ちながら読みました。
法定通貨に依存しない仕組みが必要で、その仕組みは法定通貨を潤沢に所有できる個人の集団、もしくは脆弱な経済システムを持つ国家によって作られる共同幻想によって成立する。
暗号通貨であれ法定通貨であれ、それが通貨であり他の通貨との売買が市場で行われる以上、他の通貨に対する強弱が意識されるのは当然のことです。ただし、経済圏に一定の強度があれば、その意識の度合を減らすことができます。例えば円経済圏やドル経済圏では、一般人が他の法定通貨に対する自国通貨の強弱を意識することはあまりありません。
完全にグローバル経済圏と切り離してやっていくのは難しい。だからグローバルマネー(法定通貨)を稼げる一部のエリートが何人か地方にいて、彼らがブロックチェーンなどを用いて閉じた経済圏を作る。そして、その閉じた経済圏で流通する仮想通貨は法定通貨とトレードできない形にする。またその地域で住民票を持っていないとその仮想通貨を所有、交換できないといった制限を作る。
地産地消できるものは閉じた経済圏で回して、グローバル経済の浮き沈みの影響を受けない形にして地域住民の生活を守る。かつ、外からしか手に入らない物はグローバルマネーを稼げる人間が調達する。
そんな未来像をぼんやり夢見ているおじさんでした。でも、引用元の記事にあるように膨大に特定の仮想通貨をホールドし、かつ、共同幻想を作る意思がある人が旗振りしたら、そのような経済圏は作れるんじゃないかなあ。