北海道小樽にある神社なのですが、色々な意味で型破りな神社です。
まず神社なのに社殿がありません。
写真のフゴッペ岬そのものが御本社です。
縄文の時代から自然崇拝の祭祀が行われていたのだそうです。
御祭神ですが、大元尊神、国常立尊、大山祇神、綿津見神の4柱です。
大元尊神とは宇宙の根源の神だそうで、なんだかすごい名前です。
この世に姿を表すときは龍として現れるのだそうです。
ブゴッペ岬の形状がその龍だと考えられています。
岬の根元には奥宮に続く鳥居があります。
数年前の台風で鳥居が壊れています。この鳥居はアイヌの神話でも語られていて、神霊界へと通じるポータルになっているのだそうです。
エゾエンゴサクが両脇に咲く小道を登っていきます。
奥宮が現れました。
ここも型破りで驚いたのですが参拝の仕方が通常の二礼二拍手一礼ではなくて、三礼3拍手一礼なのだそうです。
奥宮は、荒波々幾大神(あらはばきのおおかみ)を祀っているそうです。
先日の大宮氷川神社にある門客人神社に行って以来、なんだか気になっていたアラハバキですが、ここでも登場しました。
アラハバキ神の謎を解く鍵が、神社のすぐ近くにあるフゴッペ洞窟にありそうです。
洞窟の内部には縄文人の壁画が残されています。シャーマンのような人物、魚、動物など200以上の線刻画が描かれています。
御本社のすぐ南の尾根にはストーンサークルがあり、聖地として代々受け継がれてきました。
この縄文人の信仰が金吾竜神社、そして奥宮のアラハバキ神社の起源なのだと想像されます。
金吾龍神社、フゴッペ洞窟ではアニミズムの起源を見ることができます。
この神社には御朱印もあるそうです。
といっても神社がある小樽では御朱印はもらえず、東京分祠がある代々木に行くともらえるのだそうです。
この辺も型破り。
月末に東京に行った際に御朱印をもらってこようと思います😊
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