高千穂には本当に多くの神社がありますが、なんとなくいつも気になるふたつの神社があります。
八大龍王と瀬織津姫の神社です。
このふたつの場所は自然との繋がりを感じさせてくれるお気に入りの場所。
ここ数年ほぼ毎年訪れています。
神社にあるこの御神木の枝のはりかたは、多頭の龍ナーガを想像させます。
ナーガとは東南アジアで広く信仰されている水の神様の龍です。
チベットのお寺などでもナーガ信仰に出会うことがあります。
このナーガはカンボジアの遺跡ベンメリアのものです。
アジアでも日本でも水をつかさどる神様は龍であることが多いです。
昨年行った時の記事に八大龍王とナーガの関係も書いてあります。
龍やナーガは旅に行く先々で遭遇するのですが、なぜか引き寄せられてしまいます。
気象現象などの自然現象を象徴する龍。
沖縄で出会った自然信仰やラダックで出会った五大元素の世界観と重なります。
瀬織津姫は最近数年よく聞くようになった謎の女神さま。
以前岩手県の遠野に行った時に初めて名前を聞いたのですが、その時から妙に気になっていました。
その瀬織津姫の神社が高千穂にあると聞いて昨年初めて行きました。
八大龍王のすぐ近くにあります。
先日瀬織津姫に再び訪問。
民家の裏にひっそりと鳥居があります。
この鳥居から山道に入り、
どんどん下ったところにある瀬織津姫の祠。
この祠の裏には小さな洞窟があります。
人1人入れるくらいのとっても狭い洞窟です。
瀬織津姫は謎に満ちた神さまです。
日本各地に瀬織津姫を祀った神社が多くあるそうですが、瀬織津姫 という名前で祀られている場合もあれば、天照大神荒御魂とされている場合もあるそうです。
いずれにしてもほとんどの瀬織津姫を祀っている神社は、龍や水と関係しています。
また東北地方では、瀬織津姫は機織りの神織姫としても信仰されています。
そして映画「君の名は。」も瀬織津姫を意識して作られているそうです。