チェンマイはかつて王朝があった地域で多くの寺院が建立されました。
タイで一番栄えた古都として知られていて今でも多くの観光客がやってきます。
その中のワット・ウモーンというお寺は、森に囲まれた瞑想用の洞窟があるユニークなお寺です。
境内が遺跡のような雰囲気で、寺全体がパワースポットになっています。
お寺の敷地の奥の方に迷路のように張り巡らされた洞窟があります。
ウモーンとはトンネルという意味があるそうです。
トンネルのように洞窟が連なっていることから、この名前がついたそうです。
かつての僧侶はこの洞窟内で瞑想をしていたのですが、現在は参拝するための場所になっています。
洞窟では瞑想できないのですが、境内には瞑想センターが用意されていて、多くの人が瞑想するためにこのお寺をおとづれています。
その中には外国人も多くいます。
境内の森の中に、歩行瞑想をするためのコースも用意されていて、静寂な雰囲気の中でただ歩くという行為に意識を向けながら自分との対話をする場所です。
夕方このコースを歩きながら空を見上げると美しい雲が見られます。
人間の心の中は空のようなものです。
ですが、空を飛ぶ鳥の群れのように多くの思考が空を横切っていきます。ついつい空を横切る鳥たち(思考)に意識が囚われてしまって、それを追い続けて、やがてその鳥しか見えなくなって空そのものの存在を忘れてしまいます。
ですが心に浮かぶ思考も鳥のようにやがては去っていくだけです。
空のような心の本質は何も影響を受けることはありません。
何事も深刻にならないでマイペンライ(気にしない、気にしない)くらいの心構えがちょうどいいようです。
ただこの道沿いには結構レアなポケモンが出現することが多くて、自分の場合はpokemon Go をするためのコースになっています。
ポケモンをしながら道を歩くのもちょうどいい瞑想になっている気がします。