ジャライ族学校プロジェクトの資金は、団体の収入と寄付金などでまかなっていました。
毎年札幌に一時帰国した時には、活動報告会をしたり中学、高校、大学などで出前授業なんかもしていました。その時に寄付金などをいただくこともありました。
活動中ジャライ族の村をおとづれた時に必ず泊めてもらっている家がありました。自分たちの滞在中は、夜になるとその家に村の子供達がみんな集まってきます。
初めて村に行った時折り紙を持って行って子供達にあげて折り鶴とかを教えてあげたのですが、彼らはみんな折り紙にお絵かきをし始めました。
2回目以降は毎回A4の裏紙をお絵かき用にたくさん持って行くようになりました。
子供達はみんなロウソクの灯りでお絵かきをします。
みんな絵を描くのがとっても好きな子達で、本当に可愛い絵をたくさん書いてくれました。
なんだかジャライ族の森に住んでいる精霊たちの絵のようです。
子供達の絵がすっかり気に入ってしまって、子供達の絵を使わせてもらってデザインして、Tシャツやバッグを作りました。
それを活動報告会や出前授業などで販売したり、札幌のフェアトレードのイベントなどに出店したりして販売しました。ジャライ族のお話をした後グッズを売るとみんな興味を持ってくれて、想像以上に売れました。
そこで得た利益を子供達の学校へと還元しました。
そんな感じで2年ほど活動する中でようやく学校が完成して、子供達が学校に通えるようになりました。