他人のパソコンのCPUを借用して、仮想通貨のマイニングを手伝わせる「コインマイナー」。
そのプログラムをサイトに設置している運営者たちが「コインマイナー用のプログラムはウイルス」と判断され相次いで摘発されているそうです。
しかし、技術者からは疑問や反発の声も出ているらしいです。
あるウェブデザイナーが去年の秋、自分の運営する音楽サイトに、「コインハイブ」と呼ばれるコインマイナー用のプログラムを設置しました。
ところがこれをウイルスと判断され今年3月、横浜地検にウイルス保管罪で略式起訴され罰金10万円の略式命令を受けました。
本人は「まさか違法とは思わなかった」と話しています。
略式命令を受けたウェブデザイナーは処分に納得できず正式裁判を請求した。弁護を引き受けた平野敬弁護士は「閲覧者のパソコンを壊したり情報を盗んだりといった不正な動きはしない」などとしてウイルスには該当しないと主張している。
コインハイブは、昨年9月にアルゼンチンの技術者らが発表したサービス。
専用プログラムがサイト訪問者のブラウザにマイニング計算をさせ、計算結果をコインハイブ用のサーバーに送信させる仕組み。
収益の7割はサイト運営者が、3割は開発者側が受け取ります。
開発チームは「広告に代わる、新たな収入モデル」とうたい、国連児童基金(ユニセフ)も広く寄附を募る方法として導入しました。
ところが、マイニングには閲覧者のパソコンのCPUを使用するため、使用率の設定によってはPCの動作が重くなります。
リリース当初は閲覧者の同意をとる設定がなく、「知らない間にマイニングを手伝わせるなんて不愉快」などの批判も起きていました。
相次ぐ摘発に疑問の声が上がっている理由はコインハイブで使われている技術が、通常のサイト運営で使う広告と同じ仕組みと同じだからです。
コインハイブを設置していた20代の会社員は「もしこれが違法なら、広告も違法とするべきでは」と不安を漏らしています。
この問題、判断がすごく難しいですよね〜
技術者たちの言う通り広告と同じというならそもそも広告を設置しているサイト全てを取り締まる必要がでてくるわけで、それやっちゃうととんでもなく時間がかかる&飯食えなくなっちゃう人が大量に発生しそうですよね・・・
今回のコインハイブを巡る一連の事件では、検察側が正式裁判を請求したケースはなく、サイト運営者の多くは略式起訴され、簡易裁判所で罰金刑を言い渡されているそうです。
まあいずれにせよ人のPCのCPU勝手に使うのはよくないと思うので、一度裁判所にどこまでが合法でどこからが違法なのかしっかりとした判断をしてもらうことが一番手っ取り早いような気もしますw
みなさんはこの件についてどう思いましたか??
参照記事
http://www.yomiuri.co.jp/science/feature/CO017291/20180611-OYT8T50002.html
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