実家に帰省する楽しみの1つが家族におもてなしをされることです(笑)。食卓には私が好きなおかずが並び、「あれが食べたい」というと翌日にはそれがお皿にのってだされるという、この来賓客並みの好待遇。「くるしゅうない」と言いたい気分です。
出されてうれしいもの母の手料理はもちろんのこと、もう1つあります。それが地元にある有名パティスリーの絶品ケーキ。
地元では知らない人はいない「ポワール帝塚山」。
家の近くに本店があるので、小さいころから家族のお誕生日やイベントがあると決まってここのケーキでした。
小さな店内の正面には背の高いショーケースにまるで宝石のように輝くいろとりどりのカットケーキが並べられ、子供心にいつもワクワクしたものです。
それは大人になった今でも変わりません。素材にこだわり、腕のあるパティシエが作り出す至極のスイーツは一口食べるとそのおいしさの虜になること間違いなし。
子供の頃までは地元での名店でしたが、藤原紀香さんを始め芸能人の方も利用するようになったことで一気に知名度があがり、今では大阪市内に何店舗か店を構えるほどに。どの店舗で買って食べても同じクオリティなのでしょうけど、それでも本店で買うケーキが一番おいしく感じるのは、きっと私の中の思い出がそうさせているのでしょう。
おすすめは定番ショートケーキ。生クリームな苦手な人でもここのショートケーキはつい食べてしまうというほど洗練されたクリームと、職人技がなせるきめの細かいスポンジケーキ。それにイチゴの酸味が絶妙なバランスです。
もう一つおすすめがリンゴのタルト。
これはもう、ケーキと言う名の芸術品。タルトはあまったるいイメージがありますが、このタルトを食べるとタルトの概念が変わります。
スフレタイプのチーズケーキも捨てがたい。
表面にうすーくジャムが塗られていて、さっぱりしたチーズケーキのアクセントになっています。ポワールのケーキはどれもパティスリー界のトップを走るがごとく洗練されたデザインとお味ですが、これだけは昔ながらのスフレチーズケーキ。食感はりくろーおじさんのチーズケーキに似てるかな。だから今の濃厚なチーズケーキになれている方にはこれに限ってはお口にあわないかもしれません。
お誕生日、クリスマス、入学式に卒業式。
人生の節目節目に食べてきた思い出のパティスリーポワール。そのケーキが今や帰省するたびに紅茶と一緒に出されるようになって早何年たったのか。父や母にとっては私の帰省がひとつの大きなイベントになっているのかな。
いくつになっても地元を離れてもそれでも節目にはこうしてポアールのケーキを食べられること。幸せだ。
お父さんお母さん、いつもありがとう。
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