元手資金10万で株やFX投資をした場合いかに増やせるものなのか?
ここでは2024年3月時点のデータを元にシミュレーションを行い、実際にやってみた場合にどのような結果になるのか検証していきます。
ここで行うのは過去データを元にしたものなので、すでに答えを知っているある意味チート状態であることは念頭に置いておいてください。
実際に取引するときはいつ始めて、いつ決済するのか、が難しくFXや株投資のキモとなります。
新NISAの開始で株投資に興味を持つ人が非常に増えていますが、特に人気なのがオルカンの愛称で知られる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
2024年3月15日時点での基準価格は58,093円ですが、1年前の2023年3月17日の基準価格は41,431円です。
10万円で1年前にオルカンを買った場合→約14万円
1年間で4万円の利益が見込めます。
オルカンは配当益というのが無いのでこの値上がり分が利益となります。
3月21日時点で配当率トップは極東証券で6.26%ですが、残念ながら10万円で買うことができません。
10万円で買える株の中で配当トップは日本精工です。
配当利回りは3.51%、購入に必要な資金は約8万5000円です。
こちらを1年間持ち配当を得た場合、約3000円の配当益を得ることができます。
配当益は売買益よりもどうしても低くなってしまいますが、毎年定期的に受け取れるのが魅力です。
FXでは外貨預金のように外貨を買うことで定期的に収入を得ることが可能です。
FX会社では通貨ペア毎にスワップポイントを設定しており、購入した通貨ペアのスワップポイントがプラスであれば毎日そのスワップポイントに応じた収入を得ることができます。
例えば日本で一番人気の米ドル円の場合、1万ドルを買うと1日約200円ほどの収入を得ることができます。
1万ドルを買うためにはレバレッジを最大の25倍で効かせると6万円で買うことができます。
ただしレバレッジを効かせすぎるとちょっとした為替変動で強制ロスカットされてしまうので、リスクを減らし10万円で1万ドル買った場合を想定します。
200円x365日=73,000円
年間で約7万3000円のスワップポイント益を得ることができます。
注意点として為替は常に変動しているので、このほかに為替差益を得る場合も逆に為替差損となってしまう場合もあります。
FXは外貨預金と違い好きなタイミングで止めたり再開したりすることができるので、為替差益がとても大きくなったら利確決済したり、為替差損が大きくなりそうな場合は一度止めて再開タイミングを探ったりと臨機応変に対応が可能です。
スワップポイントで収入を狙う場合も定期的に為替レートはチェックしておきましょう。