ビットコイン仮想通貨の始め方は？超初心者向けに詳しく解説

hanamarufx
2025/11/03 06:47

最近、ニュースやSNSで「ビットコイン」や「仮想通貨」という言葉を頻繁に耳にするようになり、興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ始めようと思っても、専門用語が多く、何から手をつければいいのか分からないという声をよく聞きます。この記事では、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方でも理解できるよう、ビットコインや仮想通貨の始め方を一から丁寧に解説していきます。

仮想通貨は「暗号資産」とも呼ばれ、インターネット上でやり取りされるデジタルなお金のことです。その中でも最も有名で歴史があるのがビットコインです。難しそうに感じるかもしれませんが、実は銀行口座を開設するのと同じくらいの手順で始められます。この記事を読み終える頃には、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになっているはずです。

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そもそも仮想通貨とは何か

仮想通貨について学ぶ前に、まず基本的な概念を理解しましょう。私たちが普段使っている日本円や米ドルなどの通貨は、政府や中央銀行が発行し、紙幣や硬貨という物理的な形で存在しています。一方、仮想通貨は物理的な形を持たず、コンピューターのデータとしてのみ存在するお金です。

仮想通貨の最大の特徴は、銀行や政府などの中央管理者が存在しないことです。代わりに、ブロックチェーンと呼ばれる技術を使って、世界中のコンピューターネットワークで取引記録が管理されています。この仕組みにより、国境を越えた送金が低コストで素早くできたり、誰にも取引を止められない自由さがあったりします。

ビットコインは2009年に誕生した最初の仮想通貨で、現在では数千種類もの仮想通貨が存在しています。イーサリアム、リップル、ライトコインなど、それぞれ異なる特徴や目的を持った仮想通貨がありますが、初心者の方はまずビットコインから始めることをお勧めします。ビットコインは最も取引量が多く、情報も豊富で、安定性も相対的に高いからです。

仮想通貨は投資対象として注目されていますが、その価格は株式以上に変動が大きいことを理解しておく必要があります。一日で10パーセント以上値動きすることも珍しくありません。したがって、余裕資金で始めることが絶対の原則となります。

仮想通貨を始める前に準備すべきもの

仮想通貨取引を始めるためには、いくつかの準備が必要です。まず何よりも重要なのは、インターネットに接続できる環境です。スマートフォンかパソコン、どちらか一つあれば十分です。最近はスマートフォンアプリが非常に使いやすくなっているため、スマートフォンだけで完結させることも可能です。

次に、メールアドレスが必要になります。これは取引所からの重要な通知を受け取るために使用します。普段使っているメールアドレスでも構いませんが、セキュリティを考えると、仮想通貨取引専用の新しいメールアドレスを作成することをお勧めします。GmailやYahooメールなどの無料メールサービスで簡単に作成できます。

本人確認書類も準備しましょう。日本の仮想通貨取引所で口座を開設する際には、法律により本人確認が義務付けられています。運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証のいずれかを用意してください。これらの書類を撮影してアップロードする必要があるため、スマートフォンのカメラ機能を使えるようにしておくとスムーズです。

また、銀行口座も必要です。仮想通貨を購入するためには、まず日本円を取引所に入金する必要があります。そして、将来的に仮想通貨を売却して利益を得た場合、その日本円を受け取るためにも銀行口座が必要になります。既にお持ちの銀行口座で問題ありませんが、取引所によっては特定の銀行からの入金手数料が無料になるサービスもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

最後に、投資に使える余剰資金を確認しましょう。繰り返しになりますが、仮想通貨投資は必ず余裕資金で行うべきです。生活費、住宅ローンの返済、子どもの教育費、緊急時のための貯蓄など、必要なお金を確保した上で、残った資金の一部を投資に回すという考え方が基本です。

仮想通貨取引所の選び方

仮想通貨を購入するためには、まず仮想通貨取引所に口座を開設する必要があります。取引所とは、仮想通貨を売買できる場所のことで、株式でいえば証券会社のようなものです。日本には金融庁に登録された複数の取引所があり、それぞれ特徴が異なります。初心者の方が取引所を選ぶ際のポイントを詳しく説明します。

まず最も重要なのは、金融庁に登録されている正規の取引所を選ぶことです。日本では「暗号資産交換業者」として登録されていない業者での取引は違法となります。金融庁のウェブサイトで登録業者の一覧を確認できますので、必ずチェックしましょう。主要な取引所としては、bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、DMM Bitcoin、bitbankなどがあります。

次に、使いやすさを重視しましょう。初心者の方にとって、画面が分かりやすく、操作が簡単な取引所を選ぶことは非常に重要です。多くの取引所では、口座開設前にウェブサイトやアプリのデモ画面を見ることができます。実際の取引画面がどのようなものか、事前に確認しておくことをお勧めします。特にスマートフォンアプリの評価やレビューを読むと、実際の使用感を知ることができます。

手数料体系も比較検討する必要があります。取引所では様々な手数料が発生します。取引手数料は、仮想通貨を売買する際にかかる手数料です。入金手数料は、日本円を取引所に振り込む際の手数料、出金手数料は取引所から銀行口座にお金を引き出す際の手数料です。さらに、仮想通貨を他の場所に送る際の送金手数料もあります。これらの手数料は取引所によって大きく異なるため、自分の使い方に合った取引所を選びましょう。

セキュリティ対策も確認すべきポイントです。過去には取引所がハッキングされ、顧客の資産が盗まれる事件も発生しています。二段階認証の導入、コールドウォレット（インターネットから切り離された場所での資産保管）の使用、定期的なセキュリティ監査の実施など、しっかりとしたセキュリティ体制を持つ取引所を選びましょう。

また、取り扱っている仮想通貨の種類も確認しましょう。初心者のうちはビットコインだけで十分ですが、慣れてきたら他の仮想通貨にも投資したくなるかもしれません。将来的な選択肢を広げるためにも、ビットコイン以外の主要な仮想通貨も扱っている取引所を選んでおくと便利です。

サポート体制も重要な判断基準です。初めて取引を行う際には、分からないことや不安なことがたくさん出てくるでしょう。そんな時、日本語で問い合わせができるカスタマーサポートがあると安心です。電話サポート、メールサポート、チャットサポートなど、サポート方法も取引所によって異なります。

口座開設の具体的な手順

取引所を決めたら、いよいよ口座開設の手続きに進みます。ここでは、一般的な口座開設の流れを、超初心者の方にも分かるように段階的に説明します。基本的にはどの取引所でも似たような流れになっていますので、安心して進めてください。

最初のステップは、アカウント登録です。選んだ取引所の公式ウェブサイトまたはスマートフォンアプリを開き、「新規登録」や「口座開設」といったボタンを探してタップまたはクリックします。すると、メールアドレスとパスワードの入力画面が表示されます。メールアドレスは先ほど準備したものを入力し、パスワードは他人に推測されにくい、複雑なものを設定しましょう。英字の大文字と小文字、数字、記号を組み合わせた、少なくとも8文字以上のパスワードが推奨されます。

入力したメールアドレスに確認メールが届きますので、メール内のリンクをクリックして、メールアドレスが本当にあなたのものであることを確認します。このステップを完了すると、基本的なアカウント登録が完了します。

次に、基本情報の入力に進みます。氏名、生年月日、住所、電話番号などの個人情報を入力する画面が表示されます。ここで入力する情報は、後で提出する本人確認書類の内容と完全に一致している必要がありますので、間違いがないよう慎重に入力しましょう。特に住所は、番地や建物名まで正確に入力してください。

基本情報の入力が終わったら、本人確認の段階に入ります。これは、口座開設者が実在する本人であることを確認するための重要な手続きです。最近では「かんたん本人確認」という方法が主流になっています。これは、スマートフォンのカメラを使って、本人確認書類と自分の顔を撮影する方法です。

具体的には、まず運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の表面を撮影します。次に裏面も撮影します。そして、書類を持った状態で自分の顔を撮影します。最後に、指示に従って顔を動かしながら撮影することで、本人であることを確認します。この一連の手順は、画面に表示される指示に従って進めれば、数分で完了します。

撮影した画像は自動的に取引所に送信され、審査が行われます。審査には通常、数時間から1営業日程度かかります。審査が完了すると、メールで通知が届き、取引を開始できるようになります。

最後に、セキュリティ設定を行います。特に重要なのが二段階認証の設定です。二段階認証とは、ログインする際にパスワードに加えて、スマートフォンのアプリで生成される確認コードの入力を求める仕組みです。これにより、万が一パスワードが漏洩しても、第三者による不正アクセスを防ぐことができます。Google AuthenticatorやAuthyなどの認証アプリをスマートフォンにインストールし、取引所の指示に従って設定を完了させましょう。

日本円の入金方法

口座開設が完了したら、仮想通貨を購入するための日本円を取引所に入金します。入金方法はいくつかありますので、自分に合った方法を選びましょう。

最も一般的な方法は銀行振込です。取引所にログインし、入金ページを開くと、振込先の銀行口座情報が表示されます。銀行名、支店名、口座番号、口座名義などが記載されていますので、この情報を使って自分の銀行口座から振込を行います。銀行のATMやインターネットバンキングを使って振込できます。

重要な注意点として、振込人名義に特別な識別番号を含める必要がある場合があります。例えば、「ヤマダタロウ」という名前の場合、「ヤマダタロウ123456」のように、名前の後ろに指定された番号を付け加えて振込む必要があります。この番号は取引所があなたの入金を識別するために使用するもので、忘れると入金の反映に時間がかかったり、問い合わせが必要になったりします。必ず取引所の画面に表示される指示を確認しましょう。

振込手数料は基本的に利用者負担となりますが、一部の取引所では提携銀行からの振込手数料が無料になるサービスを提供しています。頻繁に入金する予定がある場合は、こうしたサービスを活用すると手数料を節約できます。

入金が完了すると、通常は数分から1時間程度で取引所の口座に反映されます。ただし、銀行の営業時間外や土日祝日の振込の場合、翌営業日の反映となることがあります。入金が反映されたかどうかは、取引所のアプリやウェブサイトの残高表示で確認できます。

もう一つの入金方法として、コンビニ入金があります。これは、コンビニエンスストアの端末を使って現金で入金する方法です。クレジットカードを持っていない方や、銀行振込が苦手な方には便利な方法です。取引所の入金ページでコンビニ入金を選択すると、支払い番号やQRコードが表示されます。これを持ってコンビニに行き、店頭の端末（ローソンならLoppi、ファミリーマートならFamiポートなど）で操作すれば、レジで現金を支払って入金できます。

さらに、インターネットバンキングを使ったクイック入金（即時入金）も便利です。これは、ネット銀行の口座から即座に取引所の口座に入金できる方法で、24時間365日いつでも利用でき、数分で入金が反映されます。ただし、この方法を利用できるのは、取引所が提携している銀行の口座を持っている場合に限られます。

初めて入金する場合は、少額から始めることをお勧めします。まずは1万円程度を入金して、入金の流れを確認し、その後に本格的な金額を入金するという方法が安全です。

ビットコインを実際に購入する方法

日本円の入金が完了したら、いよいよビットコインを購入します。初めての方でも迷わないよう、具体的な購入手順を説明します。

取引所にログインし、トップ画面から「購入」や「取引」といったメニューを探します。多くの取引所では、トップ画面に主要な仮想通貨が一覧表示されており、ビットコインの現在価格を確認できます。ビットコインは通常「BTC」という略称で表示されています。

ビットコインの購入ボタンをタップまたはクリックすると、購入画面が表示されます。ここで重要なのは、「販売所」と「取引所」という二つの購入方法があることです。初心者の方は、まず販売所での購入から始めることをお勧めします。

販売所での購入は非常に簡単です。購入画面で、日本円でいくら分購入するか、またはビットコインの数量を入力します。例えば、「5000円分購入する」という指定もできますし、「0.001BTC購入する」という指定もできます。初めての方は、日本円での指定の方が分かりやすいでしょう。

金額を入力すると、実際に購入されるビットコインの数量と、合計金額が表示されます。内容を確認して問題がなければ、「購入する」ボタンをタップします。最終確認画面が表示されることが多いので、もう一度内容を確認してから確定します。これで購入が完了し、あなたの取引所口座にビットコインが追加されます。

販売所での購入は簡単で分かりやすい反面、スプレッド（買値と売値の差）が広く設定されているため、実質的なコストが高くなります。慣れてきたら、取引所での購入にも挑戦してみましょう。

取引所での購入は、他のユーザーとの間で直接売買を行う方法です。「板」と呼ばれる、他のユーザーが出している売買注文の一覧を見ながら、自分が購入したい価格と数量を指定します。注文方法には「成行注文」と「指値注文」があります。

成行注文は、現在提示されている最も良い価格で即座に購入する方法です。価格を指定する必要がなく、数量だけを入力すればすぐに約定（取引成立）します。今すぐに購入したい場合に便利ですが、価格が想定と異なる可能性があります。

指値注文は、自分が購入したい価格を指定して注文を出す方法です。例えば、現在のビットコイン価格が1700万円だとして、1690万円で購入したいと考えた場合、1690万円で指値注文を出します。価格がその水準まで下がってくれば約定しますが、下がらなければ注文は成立しません。希望する価格で購入できるメリットがある反面、いつ約定するか分からないというデメリットもあります。

購入が完了すると、取引所の口座にビットコインが保管されます。保有しているビットコインの数量や日本円での評価額は、取引所のアプリやウェブサイトで常に確認できます。

購入後の管理と注意点

ビットコインを購入したら、適切に管理することが重要です。ここでは、購入後に気をつけるべきポイントを説明します。

まず、定期的に価格をチェックする習慣をつけましょう。ただし、あまり頻繁に見すぎると、短期的な価格変動に一喜一憂してしまい、精神的な負担になります。初心者の方は、一日一回、または数日に一回程度チェックする程度が適切です。

購入したビットコインは基本的に取引所の口座に保管されていますが、長期保有する場合や金額が大きくなってきた場合は、自分専用のウォレット（財布）に移すことも検討しましょう。ウォレットには、スマートフォンアプリで管理するソフトウェアウォレットや、専用のデバイスで管理するハードウェアウォレットなどがあります。初心者のうちは、まず取引所での保管で問題ありませんが、セキュリティを高めたい場合の選択肢として覚えておきましょう。

取引所のアカウントセキュリティは常に意識する必要があります。パスワードは定期的に変更し、他のサービスとは異なるパスワードを使用しましょう。二段階認証は必ず有効にしておき、スマートフォンの機種変更の際には、認証アプリの移行手続きを忘れずに行ってください。

また、フィッシング詐欺に注意が必要です。取引所を装った偽のメールやウェブサイトが存在します。取引所から届いたように見えるメールでも、リンクをクリックする前に送信元のアドレスを確認しましょう。不審な点がある場合は、メール内のリンクは使わず、ブックマークしておいた公式サイトから直接アクセスするようにしてください。

価格が大きく上昇した場合、利益確定を考えることもあるでしょう。一部を売却して利益を確定させることは、リスク管理の観点から有効な戦略です。逆に、価格が下落した場合でも、慌てて売却するのではなく、冷静に状況を分析しましょう。長期的な視点を持つことが、仮想通貨投資では重要です。

税金についても理解しておく必要があります。仮想通貨の売買によって利益が出た場合、その利益は雑所得として確定申告が必要になります。年間の利益が20万円を超える場合（給与所得者の場合）は、翌年の2月から3月に確定申告を行う必要があります。取引所では取引履歴をダウンロードできる機能を提供していますので、定期的に記録を保存しておきましょう。