韓国momoチキン東陽町店のハニーバターチキン、ホクホクポテト、チーズポテ玉の欲張りセット(Honey butter chickens + French flies + cheese potato ball greedy set)を食べました。ハニーバターチキンは韓国人気グルメです。蜂蜜の甘さが癖になります。蜂蜜は喉の痛みや咳に効果的とされます。
甘いチキンは日本ではユニークです。何故か日本ではチキンの味付けは辛さ一辺倒になる傾向があります。ケンタッキーフライドチキン(Kentucky Fried Chicken, KFC)の夏の定番メニューはレッドホットチキンです。期間限定メニュー「香るゆず七味チキン」(2020年9月16日販売開始)や「ジンジャーホットチキン」(2021年1月13日販売開始)も辛さをセールスポイントとします。これでは甘党は楽しめません。
ハニーバターチキンは日本の市場の空白を埋めるものです。辛さ一辺倒の日本に比べると韓国には発想の自由があります。韓国ドラマ『愛の不時着』で話題になったヤンニョムチキンは甘辛ダレです。食文化でも韓流は魅力的です。韓国フライドチキンを英語にするとKorean Fried Chickenです。頭文字はKFCです。うかうかしているとKFCと言えば韓国フライドチキンとなるかもしれません。
韓国ではチキンのデリバリーが普及しています。『愛の不時着』では登場人物ピョ・チスがチキンの宅配をしていました。韓国の小説家キム・ヘジンのデビュー作小説「チキン・ラン」もチキン配達員が主人公です(キム・ヘジン著、カン・バンファ、ユン・ブンミ訳『オビー』書肆侃侃房、2020年)。
日本でも新型コロナウイルス感染症の拡大によってデリバリー需要が伸び、韓国フライドチキンの店が存在感を高めています。店舗運営は固定費がかかり、新規参入にハードルがあります。逆にコロナショックによるデリバリーシフトが新規参入のハードルを下げた面があります。
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