こんばんは。葉月です。
先日地元の友達がAmazonプライム・ビデオで『ゴジラvsデストロイア』を見たという話を聞いて、僕もふと昔のゴジラが見たくなってきました。
ただ、何作か見たゴジラシリーズの中で個人的には一番デストロイアがトラウマなのでいい年こいて断念。デストロイア幼体が出てくるシーンが怖いのです……なんやねん口の中に口があるってェ……
と言うわけで、せっかく見るなら子どもの頃から見たい見たいと思っていた『ゴジラ対ヘドラ』を視聴することにしました。
いやね、もうヘドラのビジュアルの時点で怪獣にしては一線を超えるデザインですよね。
まぁ、ヘドラに関しては文字通りヘドロや汚染物質を取り込んだ怪獣なのでこんなヘドロっぽいビジュアルをしているのですが、問題なのはこちらの作品の中身なんですよ。中身。
とりあえず何がエグいかを話す前に、こちらの作品の根本的なテーマとしては公開年である1971年(昭和46年)に大きな社会問題となっていた公害問題(主に『四日市コンビナートの工場煤煙』や『田子の浦港ヘドロ公害』)がテーマとなっております。
で、そういったテーマって言うのは大体の作品はメインストーリーを通してそのテーマを匂わせる感じの演出が多めだと思うのですが、こちらの『ゴジラ対ヘドラ』に関しては初っ端のOPから海に浮かんだドロッドロのヘドロの映像とともに『かえせ!太陽を』という陽気なテンポで公害環境物質の名前を歌う曲が流れます。
それだけならまだいいのですが、こちらの曲に関しては冒頭の方でダンスバーみたいな所で女の人が歌っているのですが、途中でも流れるこの歌のシーンでは登場人物の幻覚だかなんだかでこの歌を聴いて踊っているお客さんの顔が全員魚になっているという狂気ぶりが見れます。
もうね、これだけでもお腹いっぱいなのですが、これなんてまだ序の口。
個人的に一番衝撃を受けたのは、このヘドラが中盤で空を飛び回るシーンがあるのですが、そのヘドラが通り過ぎた所にいた人々がみんな即死した後に顔とかが溶けて骨だけになてしまうのです。
まぁ、もともとヘドラの持つ『硫酸ミスト』という攻撃によって人々が溶けてしまうのですが、普段から余りグロい映像を好んで見ない僕からしたら結構な衝撃でした。まさか呼吸器系がおかしくなって即死するならまだしも溶けるのは聞いてない……
それだけじゃ飽き足らず、本編の途中で人々が公害反対的なのを叫ぶ画面が沢山出てくるシーンあるのですが、その中の一つに本物の赤ちゃんがヘドロの中で泣いていたり、戦闘ではゴジラの左目と右手が溶けてしまったりと、中々にショッキングなシーンが多くて中盤からは食い入るように見ていました。今やったら絶対クレーム言われそう。
なんか語彙力が足りな過ぎて上手く説明できないのですが、個人的になぜここまで心を打ち動かされたかというと
・これでもかと言わんばかりに押し出した『公害』に対する皮肉
・あのゴジラが人が作った兵器を利用してなかったら絶対に勝てなかったヘドラの強さ
この二つが強かったからですね。
あと、この作品には最後の最後に衝撃のラストが入っていたのもポイントが高いです。
意味がわかると本当に怖いです。いやもうあの世界近いうちに滅ぶでしょ。と。
僕個人としては余り作品を見ても心を動かされることはないのですが、『ゴジラ対ヘドラ』は久しぶりに見ていて強く印象に残りました。
やっぱり、物語のテーマはここまでぶっ飛んでるくらいに押し出した方が伝わりやすいから好きですね。
ましてや、ゴジラに関しては子どもの頃から親しんでいた作品だったのでなおさらよかったです。
あぁ、ゴジラの話をしていたらモゲラが出るゴジラ作品が見たくなりました。
ドリル、いいですよね。ロマンがあって。
もしもお時間があればAmazonプライム・ビデオでプライム会員であれば無料で見れますので、是非『ゴジラ対ヘドラ』を見て頂けたら幸いです。
それでは、また次回の更新までノシ
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