神社仏閣アドバイザーのhideです。
大人の教養と題して、デキる大人だからこそ知っておきたいことをテーマにお送りします。今回は仏教のうち、そもそも「釈迦は何を悟ったのだろう?」という点だけにフォーカスしてお送りします。
最初に結論から、釈迦は
という悟りを得ました。これが仏教の原点です。そして、今現在も経典においてこのことが協調されています。
まずいつものように動画の宣伝をさせてください(笑)
文字では頭に入ってこない方のために、同じ内容をYouTubeでも公開しています。再生速度1.5倍で視聴すれば約10分で理解できる内容です。第二回と書かれていますが、間違いではありません。第一回はどうでもいい話なので視聴不要です^^
厳密に言うと、先ほど申し上げたのは釈迦が悟った内容の導入部にすぎません。欲望、貪り、妬み、嫉みなどの執着心が心を乱すということは、他の哲学者、宗教家、仙人たちも言っていた訳です。
世の中は諸行無常、諸法無我。
思い通りになんてならないもの。なのに、ああしたいこうしたい、こうなったらいいな、なぜこうならないのか?などとグルグルしてしまう。
釈迦はさらに続けます、
①「人生は予測不可能、常に苦と隣り合わせである」
②「そもそもその苦は、自らの欲望・煩悩が原因である」
③「つまり、欲望・煩悩が無くなれば、ストレス(苦)から解放される」
④「欲望・煩悩を無くす道があるので、それを実践しよう!」
①のことを仏教用語で、「苦諦」(くたい)
②は「集諦」(じったい)
③は「滅諦」(めったい)
④は「道諦」(どうたい)
と言います。4つを合わせて「四諦」(したい)という言葉で表します。
この四諦が釈迦が悟った内容なのであります!
ここで一つ例をあげましょう。
「年収1000万円稼ぐぞ!」ということで、仕事を頑張ったり、転職活動をしたとする。しかし、なかなか道は厳しい。思うように結果が出ない・・・。
1000万あったらアイツを見返してやるのに!1000万あったら家や車を買えるのに!1000万あったらイイ女を抱けるのに!1000万あったら更に投資で増やせるのに!
etc
欲望や煩悩が先行し、自分の思うようにならないことに落胆、苦しい、みじめ、寂しい、不甲斐ない・・・負の循環が始まる。
そこで、モノの見方を変えて再チャレンジしてみる。
「スキルをもっと磨こう」「本を読み漁ろう」「デキる人と交流しよう」「トレンドを追っかけて行こう」etc
それでもなかなか結果はついてこない。道は厳しい、世間の目は冷たい、正当な評価をしてもらえない・・・。友達のアイツはあんなに楽して稼いでいるのに・・・。
更に負のスパイラルへと落ちていく・・・。
私は、年収1000万円を目指すことが悪いとか、スキルアップが悪いとか、そういうことを言いたい訳ではありません。
考えの最初が「欲望・煩悩」ではいけないと言うことです。「欲望・煩悩」は喉の渇きと一緒なのです。しかも無限の渇き。水を飲んでも、飲んでも全然満たされない喉の渇き。1000万円稼げるようになったとしても、「遊ぶ時間がない」「まわりの連中はろくでもない」「1億円は稼がないと足りない」などと、次から次へと満たされない理由を挙げては不平不満をぶちまけることになる訳です。
釈迦は言いました。
これが、仏教で語られる「八正道」(はっしょうどう)という実践方法です。
怪しい仏像を買えとか、怪しいお経をひたすら唱えろとか、そういうことは出てきません(笑)
これはまた次回お話しましょう!
そして、同時に「仏教とはなんてネガティブな宗教なのだ!」と気付いた方もいらっしゃるでしょう。
世の中ああしたいこうしたい、と欲求があるからこそ「夢や希望」を持って前に進んでいけるはずだ。欲があるからこそ人間らしい生活ができるはずだ!
こうした疑問をお持ちになったはずです。これはまたその次に答えを書きます。
今日はここまで。
神社仏閣アドバイザーのhideでした。それではまた!