きくをとる とうりのもと
ゆうぜんとして なんざんをみる
東の垣根に咲く菊の花を採り ゆったりと南山(廬山)を見る という意味でしょうか
有名な 陶淵明(田園詩人)の漢詩の中の一部です〔~山氣日タ佳 飛鳥相共還 此中有真理 欲弁巳忘言〕と続きます。
夕日の美しい中 鳥が塒に帰って行く。この自然の中に有る真理は 言葉では表せない。
門閥から離れ 故郷の自然に身を置いた心境を詠んだもの。
五世紀前のこの詩から 今と重なる 人の心境が伝わって来ます。