ZOZOの注目度が高まる今、中には批判的な情報もあります。
それが年末年始のメンバーシップキャンペーン。一年で3000円、もしくは月額500円払えば購入額の10%が最大で月5万円まで割引になるサービスです。
前澤社長は社会に還元する。顧客に還元するという名目でやっているそうですが、この裏にはZOZOに出店する業者に独立をさせないために、価格勝負で顧客を囲っている・・・と分析してる記事があります。
これに僕の考えを付け加えたいと思います。
アメリカで有名なコンサル、ダンケネディは値下げは企業にとってマイナスな要因があると言います。
それは
顧客は「どうせあとで安くなるから、今買わなくてもいい」という風に考えること。そして値下げをすると質の良くない顧客がついてしまうということです。
みなさんも「この製品、どうせ値下げするし、あとで買った方がいいよね」ってことありませんか?
例えばパソコンやスマホの新作が出ると・・・某りんごの会社は毎年9月に新機種を出しますよね。
新機種を欲しがる人も入れば、旧機種を値段が下がった時に欲しがる人もいると思います。
だって旧機種は新機種が出たら安くなるんですもん。
あと、値段が安いサービスやものには質の低い顧客が集まるんです。
考えてみましょう。
スーパーリッチなホテル、リッツカールトンのフロントでクレーマーがギャーギャーいってる姿、創造できますか?
フロントで「もっと値下げしろ!朝食の質がよくなかった!料金返せ!」と言ってる姿は創造できないと思います。
これが一泊3000円のビジネスホテルならどうでしょうか?こちらの方がクレーマーがいることが創造できますよね。
なので値下げというのは、どうしても顧客の質を落としてしまうことになるんです。
そしてZOZOが値下げや割引キャンペーンをすることの懸念・・・
今ZOZOはイーコマースで(インターネット事業)利益を出していますが、もしユニクロが本気でイーコマースに参入してきたら?
値下げ合戦では資本力が力になります。値下げしても生きていける体力がありますからね。
ユニクロとZOZOの資本金・・・ユニクロの102億円に対してZOZOは13億。
ノーガードの打ち合いで値下げ合戦になったら・・・どちらが勝つかは明白かと。
ユニクロだけでなく、アマゾンがアパレルに力入れ出したり、中国最大のイーコマース、アリババが日本に進出してきたら?
これも値下げ合戦には勝てないでしょう。
最近のZOZOのやり方を見ると、どうも好感をモテないニュースばかりです。
値下げや割引をするより、値段を割高にしてでもサービスの充実や、ブランドの向上に当てた方がよろしいかと・・・と外野は言ってみます。