組み込み関数とは、pythonに初めから用意されている関数のことです。
初めから用意されているため、自分で定義しなくても使うことができます。
pythonでは様々な組み込み関数が用意されていますので、ここではいくつか例を挙げて解説します。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・pythonの組み込み関数について勉強したい
【目次】
・print関数
・len関数
・max関数
・min関数
・abs関数
・round関数
・range関数
・sum関数
・まとめ
pythonを学習していると、序盤で目にするprint関数も組み込み関数です。
print()
()の中に、出力したい文字列をシングルクォーテーション(')またはダブルクォーテーション(")で囲むことで文字列を出力することができます。
(例)Hello pythonと出力します。
len関数は、文字列の長さを取得することができます。
len()
()の中に文字列を指定すると、文字列の長さを取得します。
(例)文字列Helloの長さを取得します。
また、len関数ではリストの要素数を取得することもできます。
(例)リストseasonsを作成し、リストの要素数を取得します。
max関数は、並んでいる数値の中で最大値を取得することができます。
max()
()の中にいくつか数値を指定すると、指定した数値の中で最大値を取得します。
(例)10・20・30・40・50の中で最大値を取得します。
min関数は、並んでいる数値の中で最小値を取得することができます。
min()
()の中にいくつか数値を指定すると、指定した数値の中で最小値を取得します。
(例)10・20・30・40・50の中で最小値を取得します。
abs関数は、数値の絶対値を取得することができます。
abs()
()の中に数値を指定すると、指定した数値の絶対値を取得します。
(例)-10の絶対値を取得します。
round関数は、整数や小数を四捨五入した値を取得することができます。
round()
()の中に整数や小数を指定すると、四捨五入した値を取得します。
(例)1.5を四捨五入した値を取得します。
桁数を指定して値を取得することもできます。
(例)1.523の、小数第一位まで取得します(小数第二位を四捨五入)。
(例)1481の、十の位を四捨五入した値を取得します。
(round関数の注意点)
round関数で四捨五入した値を取得する時、四捨五入されない場合があります。
これはコンピューターにとっての四捨五入が、一般的な数学の四捨五入と異なるためです。
(例)1.45の、小数第一位まで取得します(小数第二位を四捨五入)。
小数第二位を四捨五入すると、1.5と出力されるはずですが、1.4と出力されました。このように、round関数では四捨五入した値を取得できますが、必ずしもそうではないため、厳密には四捨五入に近い値を取得できる。
ここでは割愛しますが、一般的な数学の四捨五入と同じように四捨五入を行いたい場合はquantize関数を使うことで実現できます。
range関数は、指定した範囲で連続する数値を取得することができます。
range()
()に数値を指定すると、0から連続する数値を取得します。
(例)使われることが多いfor文と組み合わせて、0~2を出力します。
0から3つの連続する数値を取得しました。
range関数を使ってリストを作成することもできます。
(例)10~50まで(10間隔)を格納したリストtestを作成します。
このように、range関数を使ってリストを作成する場合は
リスト名 = list(range(開始,終点,間隔))
と記述します。
sum関数は、数値の合計値を取得することができます。
sum()
複数の数値が格納されているリストでは、要素の合計値を取得することができます。
(例)10・20・30・40・50を格納したリストtest_2を作成し、要素の合計値を取得します。
まとめ
・組み込み関数とは、pythonに初めから用意されている関数
・print関数も組み込み関数の一つ
・round関数では四捨五入に近い値を取得できる
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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