モジュールとは、コードを書いたファイルのことです。
コードが長くなると、ファイルを分けてコードを書く方が効率的です。
その時ファイル1とファイル2ができますが、「ファイル1で定義した関数をファイル2でも使いたい」という時は、ファイル1を読み込んでファイル2で利用します。
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・pythonの関数について勉強したい
・pythonで書くコードが長くなったのでファイルを分けたい
【目次】
・モジュールの読み込み
・モジュールを作る
・作ったモジュールを読み込む
・読み込んだモジュールの関数を使う
・まとめ
import モジュール名
と記述することで、モジュールを読み込むことができます。
そして読み込んだモジュールの関数を使いたい時は
モジュール名.関数名
と記述します。
実行環境:Google Colaboratory
モジュール名:square.ipynb
まずは関数を定義します。モジュール名は任意です。
ここでは、正方形の面積を取得する関数を定義します。
#関数定義(正方形の面積):仮引数lengh(縦)とwidth(横)を設定し、関数square_areaを呼び出した時に、正方形の面積を取得できるように定義しました。
#戻り値:正方形の面積を求める式(縦×横)を変数resultに代入します。
#戻り値(計算結果)を返す:戻り値を関数に返します。
これで「square.ipynb」モジュールで正方形の面積を取得する関数を定義しました。
戻り値については、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。
まず「ファイル→ノートブックを新規作成」で、新しくノートブックを作成します。
新しいノートブックのモジュール名(ファイル名)は任意です。
ここでは、「Untitled1.ipynb」とします。
import モジュール名
と記述してモジュールを読み込みたいのですが、拡張子が「.ipynb」では読み込むことができません。
拡張子が「.py」であれば読み込むことができるので、「square.ipynb」モジュールに戻り、「ファイル→ダウンロード→.pyをダウンロード」でダウンロードします。
ここでは、デスクトップにダウンロードします。
新しく作成した「Untitled1.ipynb」モジュールに戻り、「.py」でダウンロードした「square.py」モジュールをアップロードします。
フォルダアイコンから、セッションストレージにアップロードをクリックし、「square.py」モジュールをアップロードします。
アップロードできたら、「square.py」モジュールが表示されます。
これで「square.py」モジュールを読み込むことができます。
import モジュール名
と記述(.pyは記述しない)してモジュールを読み込みます。
モジュール名.関数名
と記述して、「square.py」モジュールで定義した、正方形の面積を取得する関数square_areaを呼び出し、実引数に2と5を渡します。
このように
1行目:モジュールを読み込むコード
2行目:読み込んだモジュールの関数を使うコード
とコードを2行記述するだけで、定義した関数を使って値を取得できました。
まとめ
・モジュールとは、コードを書いたファイルのこと
・コードが長くなると、ファイルを分けてコードを書く方が効率的
・Google Colabで読み込む時は拡張子が「.py」モジュールをアップロードする
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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