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pythonの基礎:「標準ライブラリ~random~」

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  • 2022/11/12 14:47
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標準ライブラリとは、python標準用意されているモジュールのことです。

 

【この記事はこんな方に向けて書いています】

・pythonの標準ライブラリの使い方を勉強したい

・作成したリストからランダムな要素を取得したい

 

【目次】

・モジュールの読み込み

・random

・random.randint()

・random.randrange()

・random.random()

・random.uniform()

・random.choice()

・random.choices()

・random.sample()

・random.shuffle()

・まとめ

 

【モジュールの読み込み】

モジュールは、コードが書かれたファイルのことで、別のファイルに書いた関数を読み込んで使いたい場合は

import モジュール名

と記述して読み込むことで、別のファイルに書いた関数を使えるようになります。

 

モジュールについては、こちらの記事で簡単に解説していますのでよければご覧下さい。

 

上記の記事では、自分モジュールを作り、モジュールを読み込んで関数を使う方法を解説しましたが、上述の通りpythonには標準用意されているモジュールがあるので、それらのモジュールを読み込むことで、様々な関数を使うことができます。

ここでは、標準ライブラリの一つであるrandomモジュールについて解説します。

 

【random】

randomモジュールには、その名の通りランダムデータ取得することができる関数が存在します。

まずはrandomモジュールを読み込みます。

import rondom

と記述することで、読み込むことができます。

 

【random.randint()】

randomモジュールrandint関数は、指定範囲からランダム数値取得します。

 

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上がコード・下が実行結果

#randint関数で1以上9以下のランダムな数値を取得:1以上9以下ランダム数値取得し、変数number格納します。

#出力:ランダム数値の中で、2出力しました。

 

【random.randrange()】

randomモジュールrandrange関数は、randint関数と同じく指定範囲からランダム数値取得しますが、指定範囲最後の値は含みません。

 

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上がコード・下が実行結果

#randrange関数で1以上9未満のランダムな数値を取得:1以上9未満ランダム数値取得し、変数number格納します。

#出力:9未満のランダム数値の中で、8出力しました。

 

【random.random()】

randomモジュールrandom関数は、0.0~1.0の範囲からランダム小数取得します。

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上がコード・下が実行結果

 

【random.uniform()】

randomモジュールuniform関数は、指定範囲からランダム小数取得します。

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上がコード・下が実行結果

 

【random.choice()】

randomモジュールchoice関数を使うと、例えば作成したリストからランダム要素取得することができます。

 

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上がコード・下が実行結果

#1~6月までのリストを作成:1~6月までのリストを作成し、変数months格納します。

#choice関数でランダムな要素を取得:作成したリストからランダム要素(2月)取得しました。

 

【random.choices()】

randomモジュールchoices関数を使うと、例えば作成したリストからランダム要素複数取得することができます。

 

作成したリストに対してchoices関数を使う場合は

random.choices(リスト名 , k = 取得したい要素数)

と記述します。

 

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上がコード・下が実行結果

#1~6月までのリストを作成:上述と同じです。

#choices関数でランダムな要素を複数取得:作成したリストからランダム要素複数(2月・1月・1月)取得しました。ただ1月重複して取得してしまいました。

 

【random.sample()】

randomモジュールsample関数を使うと、choices関数と同じく、例えば作成したリストからランダム要素複数取得することができます。sample関数の場合は重複はありません。

 

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上がコード・下が実行結果

#1~6月までのリストを作成:上述と同じです。

#sample関数でランダムな要素を複数取得:作成したリストからランダム要素複数(6月・1月・3月)取得しました。

 

このように、重複なし要素取得したい場合はsample関数を使います。

 

【random.shuffle()】

randomモジュールshuffle関数を使うと、例えば作成したリスト要素配列シャッフルすることができます。

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上がコード・下が実行結果

#1~6月までのリストを作成:上述と同じです。

#shuffle関数でリストの要素配列をシャッフル:要素配列シャッフルします。

#出力:要素配列シャッフルして出力しました。

まとめ

・標準ライブラリとは、pythonに標準で用意されているモジュールのこと

・randomモジュールには、ランダムなデータを取得できる関数が存在する

・choice関数などを使うと、作成リストからランダムな要素を取得できる

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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