ゲームから端を発した刀剣ブーム。
本屋では関連書籍が平積みとなり、刀が擬人化した舞台・ミュージカル・映画は
大ヒットするなど、刀剣ブームは衰えを知りませんね。
京都の名刀にまつわる神社では連携して、「京都刀剣御朱印めぐり」を開催していると聞いたので、四神相応五社めぐりと併せて刀剣に縁の深い神社もお詣りしました。
この威風堂々と参拝客を出迎える唐門は国宝三唐門の一つで、桃山時代の作で伏見城の城門だったそうです。近くで見ると存在感や細かい細工に圧倒されますよ。
そして、ゆかりの刀の名前は「骨喰籐四郎(ほねばみとうしろう)」。
戯れに斬る真似をしただけで骨まで砕いた名刀だったという逸話からだそうです。
豊国神社の御朱印がこちら。
この粟田口は多くの名工が誕生したと言われ、特にその内の一振りは国宝に指定されるほど美しく、刀身に三日月の刃文が多く見られることから「三日月宗近」と名付けられました。
その粟田神社の御朱印がこちら。
また、粟田神社を下った脇に「鍛冶神社」が鎮座していて、この辺りに多くの刀工がいた名残となっています。
《鍛冶神社》
御朱印は粟田神社の社務所で頂きます。
「菖蒲の節句発祥の地」と伝わる神社で、菖蒲=勝負に通じることから勝運と馬の
神様として親しまれているようです。
ゆかりの刀「鶴丸国永」は織田家や伊達家をわたり、現在では宮内庁所蔵というほど見事な刀のようです。
藤森神社の御朱印がこちら。なんと雄々しい御朱印!
読み方は「たけいさおじんじゃ」ですが、一般的には「けんくんじんじゃ」と呼ばれ親しまれています。織田信長親子がご祭神の神社って珍しいでしょう?
神社としては歴史は浅いのですが、明治天皇の御下命によって創設されました。
そして御朱印はこちら。
ゆかりの刀は桶狭間の戦いで勝ちをおさめた織田信長が今川義元から手に入れた
「宗三左文字(そうささもんじ)」、室町時代に薬研(漢方薬をすり潰す器具)を
貫いたとされる「薬研藤四郎(やげんとうしろう)」です。
で、この4社を巡ると専用の色紙にも御朱印を頂けるんですね。
その色紙がこちら。
なんと御朱印だけでなく、各神社のお守りも頂きました。
また、最後の御朱印を頂くと上部にあるお守り袋も頂いてしまいました。
勝手な考察ですが、刀剣ブームは単なるイケメンゲームやイケメンドラマではなく、どこか日本人のDNAに訴えるものがあるからなのでは?と考えています。
美しい日本刀の文化がこれからも続きますようにお祈りしたいものです。