結構なニュースなのにあまり触れられてなかったので、意味なく常時湿り気を帯びているKatakotoさんの手でも触れとく。ぺとっ。
ふむふむ。あれこれおれどっかですでに見た。あれだ、SteemitのNedが目下開発中のSmart Media Token(SMT)にすごく似てるんだ。
でもSMTは、現状のSteemitで使えるupvote・downvote・コメント機能等をそのままトークン価値に結びつけて簡単に他のサイトへ埋め込めるやーつだから、投げ銭特化のALIS戦略とは違うのかな。
でもでも、本家Steemitコミュニティでも「SMTの発行によってSTEEM価値って本当にあがんの?」って言う議論が常にあって「まあ、導入簡単ウィジェット機能で他サイトでバンバン独自トークン発行されて、そのメディア内の経済圏でトークンがまわるようになっても、最終的にそれを動かしてるエンジンはSTEEMブロックチェーンなわけで、STEEMを基盤とする以上、その価値も自ずと上がるっしょ!」みたいな話にふわぁっと着地してて、この戦略のもたらす結果は先行者にもまだわからない。明確なのはNedの全ての戦略は、いかにしてこの基盤(STEEMブロックチェーン)の価値を高めていくかという所にあって、見た目のユーザーインターフェイス的なプラットフォーム(Steemit)にはあまりこだわってない、というかそれを捨て去る意志さえ感じられる所がある。
"I don't want to continue just to do Steemit.com and continue just getting ahead of everyone else. I actually want other people to show up and start doing the same thing because this has to be an internet-wide revolution, not just a single site. We need everybody to have the power to do this."
“自分は単にSteemit.comを続けたいわけでも、単に他の人より先行し続けたいわけでもない。自分は実際の所、他の人々にも出てきてもらって、同じことをやり始めてもらいたいと思っている。なぜってこの動きは、単なる一つのサイトの話ではない、世界規模のインターネット革命だから。僕らは皆にこれが行えるパワーを持ってもらいたい。”
この呼びかけに応えてかどうかは知らないが、目指す所は同じ(個人のエンパワーメント)に思える今回の投げ銭APIプロトタイプの発表。そしてその基盤は!Ethereum(のプライベートチェーン)!あれ??せっかくの仕組みの上で、ALIS以外のShitcoinいくら投げ合ってもらった所で、ALISの価値は上がらないのでは?それともSMTによるトークンの発行・運用にはSteem支払いによる費用(EthereumにおけるGas的な)がかかるようだが、ALIS投げ銭APIでも、単なるいろんなShitの投げ合いでも肥やしが巡りめぐってやがてはキレイな花を咲かせるように、しっかりALISの価値に繋がるようにその辺は綿密に設計されているはずだ!きっとそうだ!
現時点のALISにそれを求めるのは酷すぎるのは重々承知だが、やはり自前のメイン・チェーン持ってるやつらは強気よね。“俺らはブロックチェーンの価値だけしっかり担保しとくから、その見た目のプラットフォームだ何だは、コミュニティ毎の好き嫌いで、お前らが勝手に作って勝手にやれ。”そんな感じ。
やはりこのニュースでもALISの価値を担保する場として、このプラットフォームとコミュニティの重要性を再認識させられました。
それにこの検証により、国内で数少ないプライベートチェーンの運用実績と技術的知見(主に石井さん)への信頼が可視化されて行くので、しっかりALISブランドの価値を高める事に繋がり、総じては0.00000001ALISが1sotaと呼ばれるようになって行くのだ。きっとそうだ。
ちなみにSMTの開発状況はここで追えるから、ALISと並行して見守ろう。
ALIS頑張れ。