不気味なチェコのALICE

暗号資産ジョシ校生　蟻巣
2019/01/29 13:16

こんにちは暗号通貨ジョシ校生　蟻巣です。

みなさんが見ているこのALISですがどのような意味かご存知ですか？

ALISはalliance（同盟）& wisdom（知恵）をかけ合わせて作った造語です。

でも絶対に不思議の国のアリスを思い浮かべる人は多いですよね〜！

では不思議の国のアリスと聞くとあなたはどのアリスを思い浮かべますか？？ルイス・キャロルの原作？小さい頃に読んだ絵本？ディズニーが作ったアニメ？ここ最近ではジョニー・デップがマッドハッターで出演したティムバートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」が有名でしょうか？？

私はALISの名をはじめて聞いた時この映画を思い出しました

「ALICE」　1988年ヤン・シュバンクマイエル監督作品

原題「Něco z Alenky」チェコ語で「アリスの何か」

この映画ご存知ですか？

監督のヤン・シュヴァンクマイエル氏は 1934年チェコスロバキア・プラハ生まれの男性で、アニメーション作家・映画監督としての業績で著名です。「ALICE」は同監督の初長編映画で、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に、シュヴァンクマイエル独自の世界観で脚色、映像化した作品となっています。

下記のYoutubeトレイラーは全てヤン・シュバンクマイエル公式チャンネルより引用

＊不思議の国への迷い込み方、、、

私がはじめて見たのはテレビの深夜放送でした。友達の勧めで見てみたのですが、深夜に見るとホラー映画かな？って思うくらい怖かったです。通常の不思議の国のアリスもたいがい不気味ですが、その不気味さを凝縮したような内容となっています。

どういった点が不気味かというと、まず役者で人間はアリス役のクリスティーナ・コホウトヴァー以外いません。実写と人形によるストップアニメーションを組み合わせています。

＊まったくかわいくないウサギを見て欲しい。アリスはかわいい。

ウサギとかグロいです。雄一の人間であるアリスも途中で人形になります。子供が見たら間違いなく泣くと思います。次に作風なのでしょうが全編を通してダークで陰気な雰囲気が漂っています。劇中BGMなども流れません。まるで悪夢に迷い込んでしまったかのような、ずっと不穏な雰囲気です。

＊ホラー映画ではありません。

またこの監督の特徴らしいのですが、食事シーンがすべてまずそうです。なんなら吐き気を催す感じです。監督本人が「子供の頃から食べるということが好きではなかったから」らしいです。

＊お茶会のシーン汚すぎひん？？

という風に一度見たら忘れられないトラウマを植えつけられました_:(´ཀ`」 ∠):

でもなぜか定期的に見返したくなるんですよね〜。というか年々この世界観が好きになってきています。ストップモーション特有の不気味さ、薄汚れているけど素敵なアンティークな感じのセット、アリスちゃんのかわいさなどなど。この作品ベースで悪夢系の作品好きになってきた気がします（ねじ式とか）。病んでますね？我病んでますね(^-^)この監督の唯一無二の世界観が好きになってインタビュー本とかも買ってしまいました。もうファンですね。