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【初心者向け】現在流行りのDPoSって一体何??

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  • 暗号資産ジョシ校生 蟻巣
  • 2019/05/10 10:35

こんにちはみなさん!ビットコインしてますか( ⌒⃘ ◞⊖◟ ⌒⃘ )?

以前はクリプトカテゴリのみだったALISもカテゴリが増え、オープンベータ以降は暗号資産についてあまり知らないという方も増えてきましたね!今回は私の復習もかねてコンセンサス・アルゴリズムについて解説いたしますฅ(^ω^ฅ)

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これまでのネットワークとブロックチェーンの違い

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ビットコインをはじめとした暗号資産といえば、現在まで主流となっている中央集権型ネットワークと違い「管理者がいない(ルールのみで運用)」「改ざんできない」「送金が早く安い」などといった特徴がありますが、その根幹となるのがブロックチェーンという技術です。ブロックチェーンではP2P(ピア・ツー・ピア)ネットワークを用いて「分散型台帳システム」を採用することにより、ノードと呼ばれるネットワーク参加者でデータを共有し管理しているのです。取引記録データ(トランザクション)がブロックのようにひとかたまりにまとめられ、鎖のように過去から現在までずっとつながっていることから「ブロックチェーン」と呼ばれています。そのため一部がハッキングにあってデータが失われたとしても、他のノードに記録が残っているためデータが改ざんされることは基本的にはありません。

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コンセンサス・アルゴリズム(合意方法)とは??

先ほど説明したようにブロックチェーンでは中央集権的な管理者がいません。そのため取引システムを保つためにルールを定める必要があります。この取引承認作業における合意方法をコンセンサス・アルゴリズムといいます。

今回説明しますDPoS(Delegeted of Proof of Stake)はコンセンサス・アルゴリズムの種類の一つです。コンセンサス・アルゴリズムは暗号資産ごとに何種類も存在し、各通貨ごとに細かいルールが定められています。

DPoSについて説明する前にまず暗号資産の元祖であるビットコイン(BTC)のコンセンサス・アルゴリズム「PoW(Proof of Work)」について説明いたします!

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PoW(Proof of Work)プルーフ・オブ・ワーク

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従来のシステムで管理者が取引を承認していましたが、プルーフ・オブ・ワークは直訳すると「仕事の証明」で簡単にいうと一番仕事をした人が取引の承認をしていいというシステムです。ここでいう仕事とは新たな取引ブロックを追加するため、各ノードのコンピューターに「直前ブロックのハッシュ値に合う数字(ナンス値)」を見つける計算(Work)を行わせ、最も早くその数字を見つけ出すことです。見つけたノードが最も働いたとみなされ、取引の承認を行い報酬を得ることができます。この報酬として新規発行される暗号資産を得ることをマイニング(採掘)といい、ノードをマイナー(採掘者)とも呼びます。

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PoWは現在Bitcoin(BTC)をはじめ、BitcoinCash(BCH)BitcoinSV(BSV)Litecoin、そして日本のMonacoinなどで採用されています。またビットコインの次に有名ともいえるEtherium(ETH)も現在はPoWですが、今後次に紹介するPoS(Proof of Stake)に移行予定です。

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PoS(Proof of Stake)プルーフ・オブ・ステーク

先ほど紹介したPoWですが「莫大な電気代がかかる」「そのため一部のマイナーに独占される恐れがある」「51%攻撃という半分以上ネットワークを支配すればハッキング可能」などの問題点が指摘されています。

時価総額2位のアルトコインEtherium(イーサリアム)が移行すると言われているコンセンサス・アルゴリズムPoS(Proof of Stake)は、通貨を持っている割合(保有量)に応じてブロックの承認(バリデーター)を行います。これによって莫大な電力を使用する計算を行う必要がなくなる、51%攻撃に耐性があるなどPoWのデメリットを軽減いたします。

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PoSの例です。通貨によって詳細は異なります。

PoSはCardano(ADA)、Qtum(QTUM)などの通貨に採用されています。ただしPoSにも「保有量・期間により報酬が上がることによる流動性の低下」や、「多く保有するほど報酬を得ることによるお金持ちがさらに富む構図」などの問題点が指摘されています。そこでPoSの問題点を解決するコンセンサス・アルゴリズムのうちの一つが今回紹介するDPoS(Delegeted of Proof of Stake)です。

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DPoS(Delegeted Proof of Stake)
デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク

Delegated Proof of Stakeは日本語でいうと「委任証明」で、通貨の保有量に応じて「投票権」が与えられており、投票によって選ばれたノードが取引の承認を行う、選挙に似たコンセンサス・アルゴリズムです。DPoSネットワークにおいてブロックバリデーターは対象となる暗号資産のコンセンサスによって数が決められており、トークン保有者はデリゲーターとして投票し、ブロックが生成された際には報酬をもらえます。一部のバリデーターに票が集まった場合中央集権的になるリスクはありますが、比較的民主的なシステムとなっています。

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DPoSの例です。通貨によって詳細は異なります。

DPoSは次のような通貨に採用されています(数字はバリデーター数)。
EOS:21、TRON(TRX):27、Cosmos(ATOM):100、Lisk(LSK):101、Loom(LOOM):24、CyberMiles(CMT):19

最近私が気になった通貨(LoomやCyberMiles、Tronなど)に採用されていることが多かったので本ブログで簡単にまとめさせていただきました。またDPoSと似てるけど少し違うコンセンサス・アルゴリズムを持つ通貨として

IOST(iost):Proof of Believibality、VeChain(VET):Proof of dAuthority

などもあります。いずれもトークン保有者が投票という形で比較的簡単にステーキングできる点は一般ユーザーにとって魅力的ですね。また最近独自チェーンに移行しましたBinanceCoin(BNB):11もDPoS+PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerant)を採用する予定であり、投票で増やすことが可能になるかもしれません。

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今回はコンセンサス・アルゴリズムとDPoSについて紹介いたしました。各通貨で詳細は異なりますのでご了承ください。またDPoSやってみる方は預けることによって枚数は増えますが、一定期間引き出せなかったり、通貨自体の価格が下がったり、プロジェクトが破綻したりなどのリスクがあることも忘れないように!!

 

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