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不動産テックと不動産屋さんについて

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  • kinjotakashi
  • 2021/05/06 03:39

こんにちは。

株式会社REGATEの金城です。

 

本日は以前にもHPで書いたコラムをリニューアルしてみました。

テーマは【コラム】不動産テックと不動産屋さんについてです。

 

近年IT、IoT、5G、AIなど様々なテクノロジーによる業界改革が進んでいますね。

たくさんのテック企業が参入と撤退を繰り返す不動産業界。

上手く入り込める企業と撤退する企業の「差」ってどこから生まれているのかな~?という事を独り言のように綴ります。お付き合いくださいww

 

今回は沖縄の不動産屋さんでテック系の勉強も少しはやっている立場として、私が勉強した内容や思うことを備忘録として残していこうかという趣旨の記事です。

私なりの今後の展望予測というか、不動産テックについての解釈を書き込もうと思います。

不勉強な部分などがあるかと思いますが

「へぇ~そうなんだ~」程度に軽く受け流してください(笑)

 

不動産業界はテックの介入の宝庫??

 

昨今の不動産界隈をにぎわすテックの進展は目覚ましいものがあります。

 

アメリカではオフィスを完全にバーチャルの世界に移行した会社も出てきたり、

VRやARによる技術で室内の内覧をしたり建築予定の建物の中身を体験したり、

不動産の履歴をブロックチェーンで管理する試みが出てきたり。。。

新型コロナの感染蔓延に伴ってこれからもリモートや遠隔の需要は継続するものと考えます。

 

 

特に世界的IT企業が集まるアメリカにおいては不動産テック先進国として様々な企業が不動産業を改革しています。

ここ数年で大きな変革を遂げている中国もかなりのスピードで不動産テックが浸透しています。

 

日本の不動産業界はかなり後進と言っても過言であはりません。。。

 

テクノロジーの進化に対応しやすい業界とそうでない業界で分けるとすれば、

「不動産業は進化に対応しにくい業界」だと思います。

というかテックの親和性が薄いというべきかな?

 

少しテック企業側の立場から見てみると

不動産業界には
業者とエンドユーザーによる情報の乖離があればあるほど儲かりやすい
という従来の仕組みがあり、それを変える事をに反発する業者さんがたくさんいるというと。

簡単に言えばエンドユーザーに情報が無ければないほど不動産屋が儲かるという図式を守りたい不動産業界と壊したいテック企業という感じですかね。

 

アメリカや中国などは真っ先にテクノロジーの導入に舵を切り大きな改革がなされ、巨大な市場が生まれ変わった。

 

こういう世界の動きを見ているテック企業からすると

アナログ作業の塊と言われる不動産業界はテクノロジー介入の宝庫に見えるのかもしれません。

実際に便利な技術はたくさんありますしね・・・

 

 

日本の不動産テック事情

 

さて、世界が大きく変わり始めている中、ここ日本ではどうでしょうか?

 

実はテック企業がメスを入れたくなるような要素が満載なんですw

 

いまだに「顧客が知らない事」を儲けのタネにして情報を隠したり、おとりの広告を掲載したりする輩がたくさんいるんですね。

 

5Gの時代が来てこれからとてつもないスピードで変わっていくであろう情報化社会。

誰でも当たり前に今までより多くの情報に触れることになるこれからの時代。

それに逆行する不動産業界。。。。

 

・情報は隠すほうがいい

・情報を顧客に漏らすな

 

という合言葉。

 

 

こんなんだから
顧客を集めるプラットフォームで顧客のニーズをマッチングするシステムを作ればこんなおじさんたちは楽勝でイケるっしょ♪
って思われても仕方ないのかも。。。

情報を集めてマッチングするのは彼らの大得意な分野ですからね。

 

さて、ここまではテック企業側の考え方でした。※あくまでも私の偏見ですがwww


ここからは何故不動産業者との溝が埋まらずに参入と撤退を繰り返してしまうのかを深堀してみます。

ビッグデータと顧客の購買傾向なんかをAIでマッチングするのが得意なテック企業が、なぜ原始人のような不動産屋さんを倒せないんでしょうか?という視点でお読みくださいw

 

不動産業界とテック企業の対立?

 

先ほども述べたように日本の不動産業界にはアナログが横行していますし、変化を望まない原始人業者さんがたくさんいます。新しい技術やプラットフォームを受け入れる姿勢さえありません。

 

それにかこつけて「アナログな不動産業務を淘汰せよ!」と大合唱で攻め込んでくるテック企業。

 

近年、これの象徴的なテック企業が日本への進出を試みて失敗しましたね。
インド発のOYOさん、、、ま、ホテルはまだ残っているみたいですが、OYO Lifeさんの撤退は記憶に新しいです。

よく知らない方は以下の記事をご参照ください。

OYO 撤退からの立て直し

 

彼らが失敗した大きな要因は

・不動産業者とオーナーのつながりを甘く見ていた。
・顧客の管理とサービスを安く見積もった
・不動産業務の現場の泥臭さを蔑ろにした
・資本力とテックさえあれば老舗の不動産屋なんてちょろいと思った。

という事に集約される気がします。

 

地場の不動産屋さんとオーナーさんのケア、また入居者対応に至るまでずさん管理。。。
現場で動いている不動産管理会社さんやオーナーさんの心情を逆撫でし、また入居者への部屋の誤配などあらゆる方向で問題点が噴出してしまったんですね。

不動産の実務を見てみるとテックの技術で効率化できる業務はたくさんありますが、現場の人間の繋がりや感情なんかをテックで解決する技術はまだありません。
 

 

CtoCでマッチングをすれば仲介手数料がかからずにお得じゃん♪安ければ客はついてくるって♪不動産屋なんてアナログのマッチングしかしていないんだから、テックで凌駕しようぜ♪オーナー?ちょっと高めのサブリースで食いつかせて金渡せば大丈夫っしょ♪
という感じでしょうか?しらんけど・・・

 

OYOの失敗はスタートの段階で

・何故老舗の地場の不動産屋さんが相変わらず顧客を獲得し続けれているのか?
・何故地方の小さい不動産屋さんがつぶれないのか?
・都心部で生き残る不動産屋さんにもたくさんの営業マンがいるのは何故なのか?

と言うことを見落としていたことだと思います。

これらを直視しないとテック技術だけで業界を改革する事はできないと思うんですよね。

 

見えない業務の宝庫だった

 

 

まず、私も不動産業界で10年間サラリーマンをさせてもらいました。
営業の数字と結果をもたらすために日々泥臭い営業を繰り返してきました。

たくさんの泥をすすってきた私でも起業当初は

「テックで古臭い業務を変えれるんじゃないか?」
「古い業者のやり方にはテック技術で勝てるんじゃね?」
と思っていました。
 

10数年不動産営業のプレーヤーとして現場を見てお客さんと直接やり取りをしてきた私でさえも思うんだから、テック企業さんが目を付けるのもあながち間違いじゃないのかもしれません。
 

前に別の記事でも書きましたが→仲介手数料払わんよ#パート1
「買い手さんや借手さんが見つける物件情報は私たち不動産屋さんが汗だくになって、這いずり回ったあとに"綺麗に整備されて商品として並んでいるもの"なんです。」

 

この商品の整備、いわゆるネット上に売り出されたり貸し出し募集をされている物件は、一つ一つにたくさんの人間の感情が絡んでいます。
売主の意向。売主の家族の意向。法的な問題点。その解決に要する時間。
貸主の意向。前入居者が起こした問題、原状回復に要した費用と手間。。。などなど

あげればキリがないくらいたくさんの見えない業務を経て、これらを整備して
はじめて売りに出たり貸しに出たりしているんです
 

基本的に現場で発生している
「感情的な問題解消」

「解決までこぎつける不動産会社と売主/貸主の間に生まれる信頼関係」
はITやAIなんかでは再現できないんですね。

 

テック企業さんはこれを分からず(見ず?)に資本力と技術力で攻めてくるから折り合いがつかないんですね。

人の感情が動く不動産業。
売買でも賃貸でも大きなお金が動くし、それなりの仕事がそこにあるから大きなお金が発生するんです。

 

上手くいっている企業とそうでない企業

 

前置きが長くなってしまい申し訳ありませんwまとめます。

 

不動産業界でもテックを使って大きな躍進を遂げている企業もたくさんいます。

でもこれらの企業のほとんどは「不動産の現場を熟知」した人がいて、その熟知した人と「新しい改革思考」がマッチしているんです。

アメリカや中国では巨大な不動産テック市場が形成されていますが、例外なくテックを利用して業務を効率化しているのは現場の営業マン(エージェント)です。

テックの技術というのは現場の仕事を知っている人が使うから業界に馴染めるんですね。CtoCのニーズを攻めるんではなく、業者の利便性の追求が業界全体の改革に至ったという感じだと思います。
 

営業の現場を知らず机上の空論だけでITやAIを駆使してその技術で安易なマッチングを図ろうとしても上手くいかないんです。
 

そもそも業者を省いてマッチングだけで形成されるくらい簡単な業界であればスマホが流行りだした頃には大多数の業者がいなくなっていたはずです。
(そんな簡単な業界であれば仲介手数料みたいな高いコストは無くなって当然です)

 

これから不動産業界に進出を試みるテック企業さんは
古い現場と商習慣を淘汰する事を目的にせず、まずは現場を熟知した老舗の業者さんや泥臭く営業をしている営業マン達を取り込んで、彼らが使いやすい技術を提供する事が近道なのかもしれませんね。

 

あ、これらはごく一部の企業とごく一部の不動産屋さんの事例であって、上手く不動産業者と共存共栄をしている企業もたくさんいる事を知っていますし、
淘汰されて然るべき能力しかない古い不動産屋さんもたくさん知っていますwww

 

不動産業界に限らず、これからも新しい改革が起き続けるビジネスの世界。

新しい技術と古い業界の融合は大きな市場を生み出します。
 

頭でっかちなテック開発事業を手掛ける方
頑固で考え方を曲げない老舗業者さん

みんなで同じ方向を向けたら面白くなりそうですね。

本日はここまで!

 

以下は不動産仲介の実務をドキュメントタッチで描いています。不動産の見えない現場を少しでも覗きたい方は是非ご覧ください。

仲介手数料払わんよ#パート1

 

 

HPでは不動産に関することとか沖縄の不動産あるあるについてのコラムを公開しています!そちらには不動産テックのことや沖縄の売買の市場について真面目に書いた記事が多めです♪
ご興味がある方はそちらもお読みください♪
REGATEコラム

では〜

 

 

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