おっす、オイラかませいぬ🐶
実は大の仮面ライダー好きなんだ。
特に平成から現在の令和ライダーに至るまで、年甲斐もなく毎週TVで楽しませてもらっている。
今回はその愛して止まない作品の中から、平成ライダーでも屈指の人気を誇る、
仮面ライダー555(=ファイズ、φ's 以降ファイズと表記)について紹介する。
目次
ファイズとは?
本作の特徴
本作の魅力
本作についてのまとめ
平成ライダーシリーズの4作目として、2003年1月26日から2004年1月18日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全50話が放映された、東映制作の特撮テレビドラマ作品。(Wikipediaより一部引用)
・敵側の心情・境遇を描くことで物語に深みを持たせている
本作を語る上で初めに皆様にお伝えしたいのは、単純な勧善懲悪ストーリーではないという点です。
これは特に平成初期の仮面ライダー作品に色濃くみられる特徴なのですが、今作においては、敵サイドの戦う動機付けや心情、また葛藤をしっかり描く、という新しい試みがなされており、このことで視聴者が敵サイドのキャラにも感情移入することができる様な構成となっております。
一見これ(敵サイドの詳細描写)をしてしまうと、従来の仮面ライダー(正義側)が怪人(悪側)を倒す、という受け手が思い描く簡単な構図が様変わりし、視聴者の善・悪の判断が曖昧化されますが、この善悪曖昧化こそが本作の魅力であり、視聴者の主観でいくつもの表情を魅せることのできる「面白さ」の核でもあります。
つまり、敵サイドをも丁寧に描写することによって、物語内の焦点を複雑化させ、物語が大変見応えがあるものへと昇華されているのです。
因みに私はメインの怪人が人の夢を諦める回、倒される回で涙を流しながら視聴したことがあります笑
・敵サイドも変身ベルトで変身する回、期間がある
これもライダーファンのならば数作品該当するものを思い浮かべることができますが、世間一般的にはあまり馴染みのない特徴なのではないかと思います。
そうです。敵の怪人も主人公と同じ仮面ライダーに変身するシーンが多々出てくるんです。
絵面にすると、正義のライダーが民間人を襲うようなシーンや、覆面で顔が隠れている為に、見た目を信用して近付いたら実は敵の怪人が変身したライダーだった、なんて展開もあります。物語の中で絶大な力を持つ変身ベルトを奪い合う展開なども上手に話に織り込まれているので、敵味方のパワーバランスが様変わりし、中盤に話がダレにくい、他のライダー作品と一線を画する創意工夫なのかなと勝手に解釈しております。
ファイズ本編には、3本のライダーへと変身するベルトが登場しますが、実はこのベルト自体が伏線の塊であったりと、最後まで考察も楽しめる作品となっております。
・主題歌でまずテンションがブチ上がる
主題歌は、今も音楽の第一線で活躍されている「DA PUMP」の「ISSA」さんのソロシングルで、2003年3月12日にリリースされた、「Justiφ's」。
毎話の良いタイミング、小暮の3Pシュートや、ASKULの注文からお届けまでの様な、本当に絶妙なタイミングで音楽が掛かり、視聴者のテンションを上げてくれます。曲もアップテンポで本当にカッコいい。好き。抱いて。
・ライダーが格好良い
前述迄で、もう既に私のファイズへの愛が溢れておりますが、何と言いましても主役が、2号ライダーが、3号ライダーが格好良いのなんのって…
放送されていた時期がガラケー隆盛の時代なのですが、まず変身する為のベルトに対して、変身のトリガーとなるのが携帯電話への番号入力。そこから変身ポーズを決めての変身。うん、とってもスタイリッシュ✨
当時はヒーロー戦隊の「百獣戦隊ガオレンジャー」も携帯電話が変身アイテムのモチーフとなっておりますが、リアルな文明の発達も物語やキャラデザインに落とし込むスタイリッシュさは素晴らしいです。
・敵怪人も格好良い
敵怪人は、ファイズにおいては「オルフェノク」という呼び名で登場します。
潜在能力を秘めた人間が死亡、または殺害されることで稀に、「進化」を果たし、怪人化します。
ヴィジュアルの一部を紹介するとこんな感じ。
素晴らしい。造形美。
「あんなぁ、白はな、200色あんねん。」とアンミカさんもにっこりなデザイン。
物語上、訳あってモノクロデザインで統一されているのですが、圧倒的オサレ。
幹部、王といったランク付けも後半には出てくるので、このデザインも各モチーフを想像しながら楽しんで頂きたい。
つーかこれ20年前のデザインですぜ?めちゃ格好良くない?
・ストーリーが伏線込みで作り込まれている
ここまでの記事で、ベルトの秘密や敵怪人のデザイン、敵の感情描写と様々な匂わせを記していますが、多くは語りません。が、物語の中盤と終盤に特大の爆弾が仕掛けられておりますので、実際に見て!感じて!驚いて!ください笑
・各キャラの最後が儚い
これは何となくイメージが付くかなと思われますが、敵キャラといえど、散り際は切なく美しいものです。本作は敵の感情の機微をも丁寧に描いておりますので、本当に見ていてしんどい展開もありますが、視聴後の満足感はひとしおです。草加ァ …
・各話の終わりのヒキ、次回予告がオサレ
主題歌のメロディーをバックに次回の放送内容がピックアップされますが、それすらオサレ。もう予告だけで酒が進む。もしお時間があるならば、まずは1~8話。是非8話まで見届けて欲しい。私の嗜好と物語の指向が分かると思います。
さて、面々と語ってきましたが、要は「必聴不可避!見たらハマる!」ということをお伝えしたいのです。
もうここまで読んでくれたならおじさんを信じてくれ!
騙されたと思ってまずは1話を見てくれ!
そして一気に8話まで!先っちょだけでも!笑
という訳で、仮面ライダー555、ぜってぇ見てくれよな!
おわり