そう思っている方も多いのではないかと思います。確かに他の仮想通貨の暴落時に通貨を逃がす先としての役割が大きいのは確かです。
また、テザーにいたっては、通常のドルと勘違いされている方も多いのではないかと思います。
今日はあまり気にしない人も多いドルペッグコイン5種類の特徴について書いてみます。
そして、「やっぱりドルペッグコインはつまらない」と思っている人のために面白いネタも準備しました。この記事の最下部で解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
もっとも利用されているドルペッグコインです。
多くの仮想通貨取引所で、基軸通貨として扱われているため、仮想通貨ではなく、単純にドルだと勘違いされていることも多いです。
けれど、立派な仮想通貨です。1USDTをテザー社に申請することにより、1USDと交換してもらえます。
しかし、かなり手続きが煩雑らしく、わざわざ換金する人はあまり多くないようです。
そして、実はかなり危険視されている通貨でもあります。テザー社にはすべてのUSDTを換金するだけの資産がないのではないかと危ぶまれています。
これが破綻した場合、仮想通貨全体に大きな影響を与えるでしょう。
ALISの原型とも言えるサービス、STEEMの報酬として開発されたドルペッグコインです。
今日紹介する他のコインに比べると、弱いドルペッグとなっています。
昨年末の仮想通過暴騰の際、SBDも暴騰してしまい、一時は10ドル以上の価格がついてしまいました。(STEEMをやっている人はボロ儲けでしたねw)
現在もその価値は完全に戻ることなく、2~3ドルあたりを推移しています。
もともとは運営団体が1NBTを1USDで買い上げる約束のもとに誕生したドルペッグコインでした。
しかし、2016年の夏ごろに運営団体の資産が尽き、破綻してしまいました。
その後は、取引所での売買によって、1ドルを安定させる努力をしている通貨となっています。2017年は破綻なく過ごせたので、まったく信頼できないコインというわけではありません。
この通貨は昨年の暴騰も今年に入っての暴落も乗り切りましたが、その後、他の仮想通貨が安定を始めると、暴落してしまいました。
現在は概ね0.4~0.7ドルあたりで推移しています。1ドルの価値に戻る可能性も高いため、もしかすると、現在は「買い」なのかもしれません。
BitSharesという分散型取引所(DEX)内でのみ使用されているドルペッグコインです。BitSharesを利用する際の担保がこのコインの買取を保障してくれるシステムとなっています。
他のドルペッグコインとは違い、システマティックな管理がされています。
もっとも安心できると言っても過言ではないです。ただし、これもまったく安全と言うワケではないです。システマティックに管理されているだけに破綻の条件がはっきりしています。
BitSharesの基軸通貨BSDが24時間の間に66%下落し、そのまま価格が戻ってこなかった際には破綻します。
先月Bittrexに上場したばかりの新しいドルペッグコインです。
現状はありえないくらい安定していますが、まだまだ取引量も少ないため、今後どうなっていくのか未知数ではあります。
この通貨のスゴイところは、1TUSDの価値を保障してくれる会社が複数あるということです。
このため、1社で保障していこうとしているUSDTやNBTよりも有利と言うことができます。
また、個人的に面白味を感じている点として、BittrexでUSDTと取引ができるという点があります。
他のNBTやSBDは交換の際にはビットコインで交換する必要がありましたが、この通貨はUSDTでの取引が可能です。そのせいもあってか、現在は0.995~1.005くらいで推移しています。
もっとも安定しているTUSDですら、0.995~1.005と高値から安値まで、1%くらいの価格差があります。
勘のよい人はお分かりかと思いますが、これって物凄くスキャルピング的な取引に適していると思いませんか?
ドルペッグコインと言えども、時には暴落するし、破綻もする可能性があるので、ノーリスクというワケにはいきません。
参考までにですが……先月、この取引をUSDTとNBTで行いました。3,000ドルの資金で挑戦してみたところ、わずか半月で500ドルの利益を上げてしまいました。
しかし……その後、NBTが暴落し、完全に塩漬けになってしまったワケですがw
今はUSDTとTUSDで行っています。(←懲りない)
USDTにして、寝かしてあるだけの通貨をお持ちの方はぜひ試してみてはどうでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。ブログではドルペッグ通貨だけに限らず、様々な仮想通貨を紹介しています。その数、100種類以上です興味が湧いた方はこちらもぜひどうぞ ⇒ 風城離-仮想通貨100種類以上の特徴を紹介