髪形、男女交際、下着の色…三重県立高が「ブラック校則」を廃止
三重県教育委員会がある三重県庁=津市で、森田采花撮影
三重県の全ての県立高校で今年度から、髪形や男女交際、下着の色などに関する校則が廃止されたことが15日、県教育委員会などへの取材で明らかになった。行き過ぎた生活指導が「ブラック校則」として、社会問題となる中で、各校も見直しを迫られたとみられている。県教委生徒指導課は「時代にそぐわない『過去の遺物』のような校則も残っている。今後も見直しを求めていく」と説明している。
長年、このブログで主張してきた
1,ブラック校則全廃
2,制服廃止
3,部活の自由化
4,クラスの解体
が現実のものとなりそう。公務員の石頭にはあきれるばかりだが、やっと変化を受け入れるみたい。長かった。
ついでに、宿題も全廃してほしい。学力差が天地ほどのひらきがあるのに、同じ問題を解かせるなんてナンセンス。家庭学習まで学校が干渉するのは間違っている。
私は北勢中学校、四日市高校、名古屋大学という学歴だけど、どの学校でも強烈な違和感があった。だから、中学と高校は目立たないようにしていた。クラスメートとは出来るだけ距離を置いて関わりを避けていた。
本当の思いを口にすると村八分に遭いそうだったので、人と関わりたくなかったのだ。
ところが、アメリカで中学教師をし始めたら本当の意味で“カルチャーショック”だった。今でも信じられないのだけれど、私は人当たりの良い人だった。パーティには必ず顔を出し、周囲の人との会話が楽しくて仕方なかった。周囲の人も、私を外向的な人間だと認識していたと思う。
最初にカルチャーショックを受けたのは、ローガン中学校の職員会議だった。教室の一室で適当に先生方が座って話し合いを始めた。まず、若い先生が
「最近、女子から肩を抱くのは止めてほしいって声が出てます。特に、中年の先生方」
私はビックリした。日本では年齢が上の人には意味もなく遠慮するもの。こんなことを言われたベテラン先生が激高するのではないかとヒヤヒヤした。
ところが、中年の先生方はニコニコしながら
「そうなの?じゃ、気をつけないとな」
と応じていた。一事が万事、日本では口に出来ないような“失礼”なことも平気で口にする。真の意味での「表現の自由」があるんです。日本は形だけの「表現の自由」しかなくて、口にしたらいけないタブーが多い。
「田中先生は南山卒だから、名大受験生の指導はムリじゃない?」
と、心の中で思っている生徒は多いけれど口にせず心に秘めておく。
私は少林寺拳法の黒帯二段だけど、日本なら
「そうなんだ。強いんだ」
と、おべんちゃらを言う人が多い。
しかし、アメリカでは
「そうなんだ。じゃ、ボクと一戦して!学校でレスリングやってるんだ」
と、くる。実証しないと納得しない。段位など信じない。
そんな子たちに「この制服を着ろ」「この靴を履け」「カバンはこれ」「髪型はこれしか許さん」なんて言ったら、暴動が起こる(笑)。ところが、日本ではいつまで経っても“先生独裁”のままだった。アメリカには部活制度なんて存在しないし、クラスも存在しない。
ここ三重県では左翼教育のせいで、クラスの一致団結とか、机を5つ固めて「班」教育を強制する。アメリカで、そんな強制をしたらデモが起こるでしょう。
早朝から日没まで学校に縛り付けるなんて、民主主義の国ではありえないと思う。帰宅後の生活は自由なんだから、部活を強制なんてありえない。クラスという同じ空間に、暴力団の予備軍みたいな子と、システムエンジニア志望の子を押し込めたらイジメが始まるに決まっている。
狼と羊を同じ空間に閉じ込めるようなもの。なんで、そんなことを強制するんだろう?