「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(504)
学校革命=スクールレボリューション(195)=
〇国のガイドラインでは、授業での生成AI活用は広がらない
AI時代には分断が進むとの指摘も
テレビや新聞では学校におけるChatGPTの活用例が紹介され、利用が広がっているかのような印象を受ける。だが上述のように、そう簡単にはいかないだろう。文部科学省がガイドラインで「まずは、生成AIへの懸念に十分な対策を講じられる学校でパイロット的に取り組むことが適当」と明記したように、当面はごく限られた学校において実験的に使われるにとどまりそうだ。
だからといって、「これからも生成AIを学校で使わなくてよい」という訳にはいかない。今の子供たちが社会に出るときは「AIの時代」を迎えているだろう。そこでは生成AIを駆使して生産性を上げる人材が重用され、そうでない人たちとの間に分断が生じるとみる専門家もいる。これまで通りの教育でよいのか、さらなる議論が必要だ。
あなたは「国のガイドライン」を読まれましたか?ほとんどの人は見向きもしないと思う。なぜなら、誰も守らないと知っているから。ChatGPTをどう使うか使わない(使えない)かは、自分で決める。国に決めてもらうことじゃない。国が禁止しようが、生徒たちはもう使い始めている。
学校の教師より中学生や高校生の方が使い方をよく知っている。学校は電卓が世に出たら「計算能力が落ちる」と禁止し、電子辞書が現れたら「紙の辞書の方が役に立つ」と学校に持ち込み禁止にし、スマホが普及したら「経済的に買えない子がいるから」と学校に持ち込み禁止にした。そんな石頭の教師など信用していたら、世の流れに置いていかれる。
Have you read the "National Guidelines"? I don't think most people will even look at them. Because they know no one will follow them. how you use or don't use (or can't use) ChatGPT is your own decision. It's not for the state to decide for you. Even if the state bans it, students have already started using it.
Junior high and high school students know how to use them better than school teachers. When electronic dictionaries appeared, schools banned them, saying that paper dictionaries were more useful. When smartphones became popular, schools banned them, saying that some students could not afford them. If we trust such stone-faced teachers, we will be left behind.
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験を7回受けて出題傾向を調査。英語81%、数学70%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。