「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(285)
NYの街中で「中国に帰れ」と罵倒された…アメリカ人が日本人に対してもヘイトをぶつけるようになった理由
アメリカでは黒人だけではなくアジア人も差別の標的になっている。NHK記者の及川順さんは「トランプ前大統領が新型コロナウイルスを『チャイナ・ウイルス』と呼んで以降アジア人へのヘイトが拡散された。アジア人は『攻撃してもやり返してこない』と思われている節がある」という――。
日本は違うようだけど、日本以外の国は「遠慮」というのは美徳と言えない国が多い。やり返さないのは「自分が悪いと認めた」か「やり返すだけの度胸がない」と受け取る文化の国が多い。
日本人は「我慢」が美徳と信じる人が多いが、理不尽な扱いを受けてガマンしていたら理不尽な行為がエスカレートするだけの場合が多い。だから、自分が「おかしい」と感じたら抗議の声をあげなければならない。そうしないと、差別も攻撃も止まない。
日本人は「オレたちと中国人、韓国人を一緒にしないでくれ!」と思っている人が多いだろうが、外見で区別などつくはずがない。
Japan seems to be different, but in many countries outside of Japan, "discretion" is not a virtue. In many cultures, not retaliating is taken as "admitting one's wrongdoing" or "not having the guts to retaliate.
Many Japanese believe that "forbearance" is a virtue, but in many cases, if one is treated unreasonably and puts up with it, the unreasonable behavior will only escalate. Therefore, if one feels that something is "wrong," one must raise one's voice in protest. Otherwise, discrimination and attacks will not stop.
Many Japanese may be thinking, "Don't mix us with Chinese and Koreans!" But there is no way to distinguish between Chinese and Koreans based on appearance.
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。