「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(189)
私は「京大の英語」というサイトのページで、京都大学の英語の和訳と英作文の添削を希望される方の添削をさせてもらっています。名古屋の大規模予備校で気づいたんです。京大を落ちて同志社に行った講師が「京大受験必勝クラス」みたいなコースを担当していたんです。
私はアメリカで中学教師をしていた時期があり、英検1級に合格し、京大二次試験で8割を超しています。だから、
「私の方がマシじゃん!」
と思って始めたコースです。
最初は同僚の講師が
「Z会や河合塾など知名度の高い予備校と張り合うつもり?」
と、バカにしてましたね。でも、私には勝算があったんですよ。
以前、京大医学科を受けて現役合格した生徒がいました。あまりに学校の授業が面白くなく、受験にも役立たないと判断して卒業に必要な出席日数を確認後に登校拒否的な行動を起こして家で勝手に勉強を始めたんです。
これは別に珍しいことではなくて、予備校や塾でも授業が役立たないと判断すると出席しなくなる優秀な子が毎年います。自分も、中学3年生の夏休み前に学年主任の先生に電話して
「学校で配布したテキスト役に立たないので、自分で選んだテキストやります」
と、提出しなくてよい許可を得た覚えがあります。
本気で合格しようと決めたら、合格できる方法を“自分で”考えるのは当たり前ですよね。落ちる子は、教師や予備校講師の言いなりになるだけで自分の脳で考えようとしないんです。
だから、私は体験的に
「絶対に添削を依頼してくる生徒がいる!」
と確信していました。そして、10年くらい経ちふり返ると京大医学科に4名。10年連続で京都大学の合格者がでました。
私が塾を開業していた頃にあった個人塾はほとんど潰れました。昔は座り机に黒板。先生が一方的に話している授業形式でした。しかし、今はチョークの粉が身体に悪いと配慮し、白板。電子黒板を使うところもある。テキストはタブレットを使う塾も増えてきた。学校でも使っているしね。
つぶれていく塾の先生は時代の流れや生徒の声に鈍感なんですね。私は成績上位層の子たちが何を口にしているのか研究していました。自分で京大を7回受けて出題傾向や採点方法を調査しました。そして、その成績開示をSNSを通じて公開しました。
上位層の子たちは、駅前に教室があるとか、アニメでテレビCMしているとかいった知名度では自分の指導者を決めるわけがない。その確信があったんです。
高木繁美
「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。