日本に「政商」は要らない。癒着は人材を腐らせる。
本番に一番近い模試は、河合の「京大オープン」か駿台の「京大実戦」。関西の進学校の生徒はこの二つのどちらかか両方を受ける。全国的に受験生の多くが受ける「進研模試」は受けない。
なぜなら、進研模試の受験を強制される学校が多い。つまり、受験しない子たちも受けるため平均値が河合や駿台の模試より低くなってしまうので上位層には意味がない。お金と、時間と、エネルギーの浪費。賢い子が一番嫌がることだ。
都立高入試英語スピーキングテスト、民間試験GTECとそっくり 都教委は「似ていても違う」
東京都庁(東京都新宿区)
今年11月27日に初めて実施される東京都立高校入試の英語のスピーキングテスト「ESAT-J」。3回のプレテストを見た教員らから、ベネッセコーポレーション(岡山市)が行う英語テストGTECのうち、中学2、3年レベルのGTEC-Coreと「酷似している」、「GTECを受けて準備する子が有利になる」との指摘があがっています。
ESAT-Jの事業主体は東京都教育委員会で、ベネッセと「共同実施」する形。都の主体性はどこにあるのか、入試の公平性は保てるのか、都教委に取材しました。
ベネッセと「共同実施」って何でしょうか。ベネッセは、進研ゼミや東京(関西)個別指導学院で、高校受験対策の指導をしている塾です。これは、つまり東京都が税金を使って高校入試の問題をベネッセに丸投げしていることを意味します。
もっと簡単に言うと、東京都が私塾である東京(関西)個別指導学院の集客に税金を投入しているという分かりやすすぎる構図。こういう癒着がこんなに堂々と行われていることに恐怖を感じます。東京都の教育委員会とベネッセはズブズブであることを隠そうともしていない。
ウクライナに侵略して子供たちを虐殺しているロシア軍を支えているのは、オリガルヒ(新興財閥)の金だ。権力と癒着した企業ほど質の悪いものはない。現在の文部科学省は“ベネッセ省”に成り下がった。生徒のことより癒着して得られる金に吸い寄せられた人たちが入学試験に大きな影響を与えている。
ちなみに私の塾生が進研模試の結果を見せてくれましたが、偏差値は80超えでした。それが何を意味するか分かる人は分かるはずです。