「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(437)
学校革命=スクールレボリューション(128)=
〇子どもの才能を徹底的につぶす日本の学校
「リンゴを4個持った子が5人。リンゴは全部でいくつ」という問題の答え(20個)を出す式が4x5は正解、5x4は減点……。小学校ではこんな指導がまかり通る。学習指導要領の解説書でも重視される、かける数とかけられる数の関係性を理解させることが狙いとみられる。
数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した京都大の森重文特別教授は減点について「とんでもないこと」と言い切る。「自由な発想を妨げ、科学の進歩を阻害する。順番を変えてやってみないと発見は生まれない」
日本の中学生や高校生はいつもビクビクして委縮している。それは、先生の言うことに1ミリでも疑問をはさむと懲罰が待っているからだ。
徳島県の私立高校から世界トップ級の米スタンフォード大に合格した松本杏奈さん(18)もなじめなかった一人だ。日本で生まれ育ったが学校では「授業中の質問が多すぎて問題児扱いされた」。
転機は高2の夏に参加した世界の科学者らとの交流会。ノーベル賞受賞者を多く出す米マサチューセッツ工科大の教員に「どんなにばかなことでも質問しなくてはいけない」と言われ、「質間することが良しとされる世界に行こう」と決意した。
私はアメリカの中学校で教師をしている頃、
「日本とアメリカの学校は真逆だなぁ」
と、感じた。それは、日本では“他の生徒と同じでないと許さない”という圧力がかかるが、アメリカの学校の先生は“他の人と同じことしていたら成功できない”と教える。
要するに、教師の視野が狭すぎる。自分は正しいことをしていると主張しながら、生徒の才能の芽をつぶしている。
Japanese junior high and high school students are always scared and delegitimized. This is because punishment awaits them if they question even one millimeter of what their teachers say.
I was a middle school teacher in the United States,
I felt that "Japanese and American schools are the complete opposite.
I felt that in Japan, "other schools are not as good as ours. In Japan, there is pressure to be like other students, but American school teachers teach that you cannot succeed if you do the same things as other people.
In short, teachers are too narrow-minded. They are doing what is right, but at the same time, they are killing gifted students.
〇合格実績
2023年度 大阪大学「医学部」3名
2022年度 京都大学「医学部」 京都大学「経済学部」
2021年度 京都大学「理学部」 京都大学「経済学部」
2020年度 京都大学「工学部」2名
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市役所前の塾でも指導中。