結論から言うと、大和証券ふくめ2社しか内定がなかったから、です。笑
ちなみに、もう1つの会社は外資ゲーム会社の日本法人でした。応募した理由はその会社のゲームをプレーしてて、ユーザー減ってるから僕が増やして盛り上げたいなというそれだけでした。ただ、実はそのゲームがサービス終了目前と察知して入社を断りました。
2つしか内定が無かったと言うと全然ES出さなかったんじゃないかと思われそうですが、40社くらいES出しましたし面接も行ってました。
ただ、大体1回面接行くと落ちるか、ワクワクしなくてもう面接行くのやめてました。
結構就活をしてるとバイアスがかかって、就活偏差値が高い企業に入ろうと思いがちですよね。
高待遇なりモテる企業に内定もらえるのがすごい、的な考え方になりがちだと思います。
僕も最初はちょっとそれがあったんですが、学生時代に自分でお金を稼ぐことをしていたということもあって年収で言うと2000万位までは大したこと無いなという印象を持っていました。そうすると「総合商社・30才・1000万」みたいなフレーズも僕にはあまり響きませんでした。
多分そうやって一般的な大企業サラリーマンを若干見下してることが要因になって、いわゆる優良企業に入るための企業研究とかはあまりしてませんでした。
ゆえに、面接でも
「年功序列って古い。成果に応じた報酬がないなら嫌だ」
「競争意識を奮い立たせてくれる制度がないとやる気にならない」
「自分入社して1年も経てば20~30年目の社員よりも仕事できるようになります」
「自分より仕事ができない年輩者に、上司という理由だけで指示されるのは嫌です」
という日系企業に嫌われる可能性しか無い発言ばかりしていて、なかなか迷惑な就活生でした。
ただ、なぜ就活していたかというと
・当時の彼女がまともな仕事につけと言ったから(笑)
・全社落ちたら後悔なく一人でビジネスできるから
というあたりが理由だったと思います。
「もしかしたらいわゆる優良企業みたいな所から内定でるかもだし、そしたらそこでひと暴れして、使えないオッサンたちをケチョンケチョンにしてやろう」
みたいな危ない考え方だったので、ワンチャン就活という感じでした。
逆に言えばどこの企業も僕に合わないだろうなと思っていたので、どこの企業も少しでも面白そうと思ったら受けるようにしてました。面接しながら企業のことを知ろう、みたいな。
余談ですが、中途の転職活動では割とそういう姿勢でokと事前に告知してくれた所が多かったです。まあ普通に考えて面接でお互いを知って興味を持ってから調べるほうが自然ですよね。(そもそも面接は双方のコストを考えてほぼオンラインで完結するべきだと思っています。)
だからこそほとんど自分をよく見せずに素を見せて就活をしていました。
ヴィトンのバッグ&指輪とパーティースーツで日経金融の面接に行ったり、年功序列の権化のような某海運会社面接では役員面接でしたが人事制度が横並びでつまらなさそうですねと言ってみたり。
ゆえに、面接中に不合格を言い渡されたことも何度かありました。笑
でも無駄に長時間面接しないで済んだので、双方にとってよいことをしたと本気で思っています。
あと、僕らの就活時は2011年3月11日の東日本大震災がもろかぶりしました。(面接解禁が4月。)当時は各社のリクルーター面接中に震災がきて東電が爆発しそうとなったタイミングでした。
それで僕は漠然と「あー東電爆発したら日本終わるかな。放射能の影響がない国に行こ」と思ってそこから1ヶ月弱は日本を離れました。
実は地震から1~2週間後にはリクルーター面接を各社再開していたのですが、僕は全リク面をポイして海外でいろんなビジネスの話を聞いてました。
ちなみに海外ではPCメインにして携帯の通話契約はつながなかったので、リク面をしていたすべての会社と音信不通になりました。笑
メールでも何社か連絡きていたかもしれませんが、日本爆発するかなと思って連絡を返してなかった記憶があります。
で、どうやら放射能大丈夫そうということで帰国したら、大和証券は帰国した便の荷物受け取りの時に速攻電話をかけてきてくれて面接に行くことに。
面接した人たちもこんなアホ就活生を気に入ってくれてたし、まあここなら素でも楽しくやっていけそうということでめでたく入社しました。
就活を通じて思ったのは、自分の悪いところ=人と違うところを明言したほうがいいということです。
特に僕の場合は人生において
「東大の受験票きたのに2次試験サボった」
「当初する気がなかった就活を始めてみた」
このどちらの理由もそれぞれ当時の彼女による影響だったというのが「人と違うところ」だと思っていました。
なので、これを面接で志望動機や学生時代頑張ったことに混ぜてなるべく言うようにしてました。
そうすると、大体の面接官の反応は
「わかりました、次の質問にいきますね。」
「あまり、軸がないように感じますが。。。」
「君には不安を感じる、内定を出せない」(!笑)
という感じでした。
ただ、大和証券は
「え、そうなの!?面白いね!」
という反応でした。笑
今思えばそれは大和証券内でもマイノリティの反応だっただろうなと思うのですが、比較少数でも自分の欠点を含めて評価してくれる人がいる環境で時間を過ごすことが快適な人生につながると思います。
ですので、ぜひみなさんにも自分の悪いところやおかしいところを面接で伝えてもらって、それでも自分が快適過ごせそうな環境を見つけてほしいです。
今これを書いてるのは2020年4月1日なんですがコロナで内定取り消しや諸々の延期や、何より企業業績の悪化が著しいと報道されまくってます。
これからは急速に企業に属する意味もなくなりますし、そもそも現金を稼ぐ必要性も低下していくでしょう。
その時代に幸せになるために必要なのは
・やりたくないことをやらない
・(結果)やりたいことをして死ぬまでの時間を過ごす
という自らの選択と覚悟です。