
今回も就活生によく聞かれる「◎◎証券の社員の雰囲気は?」という質問への回答を書いていきます。

社員の雰囲気は大別して2種類です。
その1(ガツガツ)
やったるぜー!!地球を俺がぶんまわしてやるぜーー!!
その2(まったり)
無難に行こう。クビは無いし給料も悪くないし、いいさ。
ただし、上の種類が途中で切り替わっちゃう人もいます。もちろん前者から後者に、ですね。そうなったら絶対転職しません。もはや悟りの領域です。
割合はざっくり最初は7:3くらいです。つまりガッツリ系が7割でスタートします。
ただし、3年目も終わるころには2:8くらいになります。笑
その理由はガツガツタイプのほとんどが成績がでないからですね。むしろ3年目が終わるころにならなくても、2年目の最初ぐらいで大半のガツガツ系はあきらめます。
それほどに、証券会社とは営業員の成績における優劣差を明確に出してくる会社です。優劣差を明確にすること自体は悪いことではありません。それでモチベートされるような社員を欲しているがゆえの会社としての戦略です。
ちなみに、成績が出ずにまったり系に移行していく人のことを悪く言うつもりはまったくありません。
むしろまったり系に移行するほうが会社員としては幸せな人生を送れます。他人との競争という、精神が一番不安定になる状態から卒業できるので。
そして、営業成績は相対評価で決まるものです。相対評価とは、絶対評価の反対のことですね。
つまり絶対評価の場合というのはは、学校のテストの点数と同じでみんなが満点の評価をもらえる状態を意味します。
しかし相対評価の場合というのは、偏差値のように周りの成績によって自分の評価が左右されるという状態を意味します。
なので自分の絶対的な力を営業成績があらわしているわけではないのです。
また、証券での成績と社会人としての能力に相関関係はありません。
むしろ証券での営業成績が良い人のほうが、サイコパスといわれたり人の悲しみがわからない人といわれることも多いです。
もちろん成績優秀者がみんなそういう冷徹な人なわけではありません。相手の気持ちを汲み取って会話ができるがゆえに営業成績を出せる人のほうが多いです。
ただ、そういう人の中には相手の気持ちを理解すると同時にそれを無視しさらにコントロールする行動をとることに長けている人がいます。そしてそういう人は営業をするにあたって最強の能力をもっているといえます。
だからこそ、サイコパスとか人の気持ちがわからないと言われるのだと思います。
最後に、雰囲気は支店によっても違います。なので、配属される運によって左右されます。
雰囲気は大きい店だと冷たい傾向にある、ちいさい店だとあたたかい傾向にある、と一般的には言われています。
しかし必ずしもそれが正しいわけではありません。小さい支店でもその時の支店長の裁量により、いわゆるブラックな労働環境になることもあります。また大きい支店でも大口のお客さんによる大きな手数料が入っていたり、その月は取引が順調なお客さんが多いことにより良い雰囲気が継続している場合もあります。
私の出身の◎◎証券も、この数年でだいぶ各支店の雰囲気が底上げされて全体的によくなってきたようです。
ただし、証券会社においては「成績が出ない+雰囲気や居心地がわるい」のであればすぐやめたほうがいいです。
2-3年目までなら今の人材マーケットにおいてはほかの企業からの引く手もあります。また、年次があがってくると転職した後との年収格差にショックを受ける場合も少なくありません。
今日はこんな感じで。











